カンボジア勉強会
カンボジア勉強会。子供を連れて行きますと言っていた人がいたので、では自分もと倅を連れて行った。が、昨日カンボジアから日本に帰ってきたばかりのその子は、寒さで風邪を引いてしまったらしく、結果うちの子だけが会場となった民家でバタバタと走り回っていた。上野にあるこの民家は大正時代に建築された日本家屋として文化財に指定されているとかで、子どもは「あっ、まっくろくろすけ!」と騒ぎまくっていた。 前半は、「内戦時にレイプされて生き残った女性の証言を基にした30分のドキュメンタリーを見た後、カンボジアの歴史を振り返り、意見交換する」という内容だったが、遅れて着いたときにはもうビデオの上映もほとんど終わっていた。なぜ大虐殺に関しての証言・ルポが皆無に等しいのか、語り継がれていないのか、という点について意見を求められる。ユダヤ人虐殺や南京虐殺の話題が出ていたが、根本的に違うのは、同じ民族によって殺されたということで、比較すべきはむしろ、スターリンの弾圧や文化大革命だろうと思う、と言おうとしたのだが、横から割って入られてほとんど何も言えずじまい。もっとも自分の意見も裏がないので、もうちょっと考察を深めてからにしようと思った。 後半は、シェムリアプの最新情報ということだったけど、特になし。新築マンションが500万とか。仕事でここ1,2年ずっといる人より、自分のように毎年10年行き続けている人間の方が変化には敏いかもしれないと思った。この10年で何がどう変わったかもまとめてみたい。 日本に来て1年弱というカンボジア人の奥さんと上野駅まで歩きながら雑談。昨日、今日、明日はカンボジア正月。西郷さんの銅像の下にある「聚楽台」で食事会。倅、生まれて初めてのお子様ランチ。食べるのはそこそこに、景品のクルマで遊んでばかり。