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『愛しき海へ』
人は何故、海を求めるのだろう。 サイパンの澄んだ海に潜りながら、そんなことをふと思った。 人はなぜ海を求めるのだろう…? きれいな魚を見るため?珍しい生物を見るため?美しいサンゴ礁を見るため? 自分の中に問いかけてみたが、どれもしっくりこなかった。 ある時、それは突然おとずれた。 澄んだ海の中で無重力状態を保ちながら何もせず漂っていたとき。 遠い遠い遥かな昔。そう、太古の記憶が突然甦ってきたような気がした。 全ての生き物は進化の過程で海から生まれてきた。 海の中にいた記憶…。そして、産まれる前の遠い記憶。 お母さんのお腹の中で、羊水に護られていた時の記憶。 自分の中の遺伝子がそれを教えてくれた。人は何故、海を求めるのか。 郷愁の念。母体内回帰。 そう、人は海へ帰りたがっているのだ…。 サイパンの海から帰国し、今ではサイパンの澄んだ海とは全く対照的な 大阪湾の姿を撮り続けている。 変わりゆく大阪湾の水中世界をより多くの人に伝えたくて。 自分が生まれ育った三重県の南伊勢町。 ふるさとの懐かしい風景あれこれ、五ヶ所湾の水中風景を ライフワークとして撮り続けていきたいと思っている。 2004年10月、ちょうど子供が生まれた頃に始めた日記。 海は全ての生命の源。 海は「産み」にも通じるとも言われている。 「産みへの誘い」でもあるだろうか。 環境教育・命の教育・食育を教育の三本柱にしている。 海の再生、環境再生、地域の再生に取り組んでいきたい。 日本に誇りを持ち、大きな根っこを生やして欲しい! 愛しき海へ
カテゴリ:実習研修
![]() 産卵した卵を確認した。 野生動物から保護するため保護柵を設置した。 真夜中の活動も真昼の活動も暑い暑い…。 真夜中の調査は、 一雨激しく降られる場面もあったが、 ウミガメの産卵も観察できた。 海から浜に上がるだけでも大変だろう。 自分の体重を移動させるだけでも大変だと思う。 力をふり絞って産卵する姿は感動的だった。 息づかいや筋肉の躍動まで伝わってきた。 どの動物も生命を生み出す姿は尊くて力強い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 26, 2024 07:00:08 PM
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