明日も寝る

　「戻りたくない」病。理由は「戻るのがメンドクサイ」から。このまま家で、「ノホーン」とだらけていたい。
　動くのが、億劫だ。
　病院に電話。「夕飯キャンセル、帰り遅くなります」

　クルマがあれば、１０分で、着くのに、電車とバスを乗り継いで、３０分もかかってしまう。（早く、戻れ俺のクルマ！）

　市街の蕎麦屋で、軽く一杯引っ掛けて戻るつもり。

　でも、体が言うことを聞いてくれない。軽い鬱？

　履歴書送ってからは、精神的にかなり安定していたのに、やっぱり、「病院に戻る」となるとダメ。
　戻れば楽なのを知っていてもダメ。

　なーんてばかり言ってもしょうがない。重い腰を上げて、出かける準備をしよう！

　病院に戻る前に、新調していたメガネを引き取り、街へ。
　
　いつもの蕎麦屋に入り、熱燗で「わさびの茎」をツマミ、片手間に本を読み、一人の世界に入り込む。
　悪くない！ほろ酔いで、ジャズのかかる蕎麦屋で旨い酒にツマミ。これ以上何が欲しい？・・・やっぱ「金」かなあ・・・。
　病院に戻り、ギリギリ風呂に入り。
　やっぱり、戻ればそれなりに落ち着く。

　今日は少し多めに呑んで寝よう。
　最近、薬も効きが強く、徐々に回復しているようだ。