テーマ:精神病 退院後の生活(472)
カテゴリ:カテゴリ未分類
頭痛が酷い、放っておくと気が遠くなる。
完全に病状がでた、久しぶりの東京の朝。 身体を引きずって、通勤客とは反対方向の電車に乗りました。 京成線で、船橋まで出て、そっからJR。 船橋で、ハタと気がつき床屋に入りました。もう三ヶ月も髪を切っていなかったから。 床屋で、シャンプー。すると・・・今度は水の匂いで吐き気が・・・。いつも行っていた床屋なのに、今までそんなこと気がつかなかったのに・・・。 身体が、二本松の水と空気に慣れてしまったせいでしょうか? 西武でエッセンシャルオイルを購入。こういった、趣味のものは二本松では入手できませんから。 快速にのり、四街道まで。 歩いて、クルマ屋へ。 途中の国道も、ゲホゲホ咳き込みつつ・・・。 久しぶりに見る自分の車。まずは、試乗。路地裏を10分ほど。特に問題はなさそう。が、お店に帰り、ギアをバックに入れると・・・シブイ。 「社長!バックギア、なーんかシブイっすよ」 「そりゃ、リビルドしたから馴染んでないんだ。」 「あっそっか!」 その後、ディスカバリーに試乗。横で社長が、指示します。 「アクセル床まで踏んで!」 っと加速がリニアに何処までも続く。大排気量のNAエンジンの特性だ。驚いたのは、ギアチェンジがいつ行っているかわからない。ショックも、音の変化も無い。そんだけスムーズに走行できる。これなら、ATも悪くない。室内は、助手席に女の子を乗せてもお触り出来ないほど広い。でも、見切りが非常に良くて、大きさを感じない運転しやすさだ。 ATも、本来は嫌いなはずが「これなら乗っても良い」って感じさせるような見事なフィーリング。 馬力は感じない、でも低回転エンジンから出る40kg近いトルクは、何処からでも加速してくれる。アクセルの踏み込み量でギアチェンジする感覚だ。 後席も室内が広い分、余裕たっぷりに出来ている。この手の国産車だと、必ずフルフラットシートが売り文句だが、あえてフラットを捨てて、乗り心地を重視。家族四人乗っても、苦痛知らずだし、将来的に結婚して子供が出来ても買い換える必要は無い。 無理して、オーヴァースピードでコーナーに突っ込んでも、車体のグラグラはないし、足回りが良い仕事している。クルマに慣れて、スポーツ走行をしても問題がなさそうだ。 「東北、雪だってよ。明るいうちに帰りな」 と、自分の車に乗り、店を後にした・・・。 だが、アクシデントはここから始まる。 ギアの入りが渋くなってきた。「馴染んでないせいさ!」と思い、回転数を合わせてみたり、ダブルクラッチを使ってみたりするが、どんどん悪くなる。仕舞いにはニュートラルの位置が分からない。 「???」 5速が入らなくなる・・・。 悲鳴に近い電話。 「社長ー!悪い知らせです。壊れました・・・ギア。」 「何!走れるか。」 「何とか。2速と4速は生きています」 「分かった、半クラ使っても戻って来い。ダメそうなら、直ぐに電話しろ!身体も大丈夫か?無理すんなよ。今から、スズキに電話して、こっちに来てもらうから」 何とか自走してお店に戻った。神経が疲れすぎて、顔が凍りついて表情が作れない。 「大丈夫か?大変だったな・・・。もしも、このクルマダメになっても俺の店で最低30万で下取りするから。ディスコも設け無しで乗れるようにしてやる。これで、もう乗り換え決まりだな。」 「下取りはありがとうございます。・・・ディスコですね・・・」 スズキの人が来ると、社長が激しく抗議。 「せっかく、無理して福島から来ているんだから良い仕事してくれよ!」 そんな話を耳に、頭は空中浮遊していた。 「どうする?ディスコに仮ナンバー付けて走って帰るか?」 「いや、今凄く調子悪いです・・・」 「分かった、駅まで送るから」 帰りは新幹線で帰ってきました。 不思議と二本松に着くと偏頭痛、喉の痛みが取れて、普通の自分を取り戻しました。 思えば、ジムニーに乗り換えてからが病気との生活でした。 病気が回復に向かっている現在、節目という事で車を変えて、気分も一新するのも悪くない事かも知れません。 病気を脱皮して、一つ自分が大きくなれるように・・・。今度のクルマはそんな事が可能な気がします。 直ったばかりのジムニーが壊れたのも、そんな「思し召し?」なのかもしれませんから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|