明日も寝る

　ここ福島市の山中に引っ越して、約二ヶ月が経ちます。
　
　まぁ、「山」って言っても里山よりも多少標高が高く、傾斜がキツイだけですがね。
　「そら」（ラブラドールレトリバー）が我が家に来て、一ヶ月少々になります。
　最初は散歩すら出来なかったのが、今は野山を駆け巡っています。
　最近は、ここから5km程離れた住宅地に行き、人や車に慣れさせる訓練中です。
　途中に吾妻連峰、安達太良連峰の両方が一望できる場所があります。さすがに2000mクラスの山は雪に覆われています。
　
　我が家の近くには沢が流れていて、ワサビもあり、サワガニも出るそうです。カジカガエルが田んぼで産卵する風景を初めて見ました。

　そちらはまだ雪の中でしょうね。
　
　日に日に温かくなり、我が家の横の斜面が、オオイヌノフグりの絨毯になってます。
　今日は、散歩の後にその絨毯に寝転がってました。いい感じに斜面なので、双眼鏡を持って久し振りにバードウォッチングをしたり「そら」と寝たり、そして風が冷たくも無く、温かくも無く、ほど良い感じで頬を撫でます。
　まるで、時間の流れが止まったような、そんな一瞬が最高のひと時です。

　これからは、目の前の梅畑の梅の蕾が膨らんできたので、咲き誇れば窓を開けるだけで梅の香りがいっぱいに部屋を満たしてくれると思います。
　
　ここに越して来て正解でした。
　医者からは、「最低一年間は休養」と言われていますが、「そら」と一緒に山菜取りに山に入ったり、住宅地を散歩していると病気の事は忘れてしまいます。
　
　ここは、時間の流れがとってもユックリです。病気のせいで朝は不調で午前中の活動は無理ですがね。
　
　機会があったら寄って下さい。待ってます。山の幸しかご馳走できないですけれどね。
　
　この季節、春のドカ雪が心配です。お互いに気をつけましょう。
　
　それではまた手紙かきますね。
　
　お手紙風にしてみました。