テーマ:ぼけっと田舎暮らし(102)
カテゴリ:カメの雑記帳
Tさんが来ていたので更新ストップでした。
Tさんについては左から写真が見れます。 千葉を離れてから、何度も遊びに来ていますが、今回は退院した事により半月の滞在です。 本人曰「自然が好きだから大丈夫」と言ってましたが、最初の一泊は混乱です。 そう、想像以上の山の中だからです。 今まで自分がいかに恵まれた生活環境に居たのか。が全身で感じ「そら」に当たります。もちろん「そら」自体に当たりません。やれ「しつけが悪い」「ダメ犬だ」「うるさい」。とはっきりと病気が発病して怒りです。 私は 「そんな事無いんだよ。」 と役に立った話をしますが、 「トレーナーに出せ。」 とか 「こいつ馬鹿だ。」 と凄い剣幕です。 確かに生後4ヶ月はヤンチャです。人間で言えば幼稚園児位ですから。 一泊目の夕飯時は、「そら」の「頂戴!」攻撃にぶちきれました。 でも、一緒に野山を散策したら、Tさんの態度が変わりました。 そう、「そら」はもう、山歩きが慣れた私についてきますから・・・。自然が好きな人でも、実際に動き回っていた人とは違いますよね。 イバラの奥にフキノトウの群落があっても、Tさんは行くことが出来ません。 服装は私の山歩き用で、しかもブーツも貸したのですが、 「僕には無理です。」 と。 ところが私は、関係なく入っていくし「そら」も入って行きます。 休憩で小さな池のほとりで一服していると、昆虫好きなTさん(プロではない)は、水が好きな「そら」(ラブラドールですからね)は池に入ります。 水が濁って、またTさん怒り爆発です。「馬鹿犬」と罵るばかり。 でも、彼は所詮アマチュア、と言うか小学生の虫好きなんですね。 こっちは、昆虫に関しては「プロ」とは云えません。ですが、一応「職業」として昆虫も扱ってます。 そんな訳で、採取の仕方を教えます。そう「そら」が泳いだ位では全然関係ないんですよね。 水際の草をユックリ取り除きます。こちらは、ミズスマシ発見です。 でもTさんは見付けられません。 一応、調査でのやり方を教えます。でも、その日は水温が低くたいして発見は出来ませんでした。 そんでもって帰り道 「戻りますか」 と言うTさんに 「俺、同じ道戻るの嫌いなんだけど、違うとこ行かない?」 と提案します。裏があって、普通の人には難しい道をワザと選択する気でした。 結局、一番キツイ道をTさんが選択しました。(結果的にはですが) ところが、藪を歩くスピード、沢の中を歩けない(大丈夫なブーツなのに)、「そら」は先導して、自分も一緒に歩きます。 Tさんは多分根性だけで付いてきます。 「痛い、クソ」 と声が聞こえます。 それから・・・電話で人に聞いて「四ヶ月の犬がヤンチャな事。そして、この年齢で、お座り、待てときちんと付いてくる事が」がいかに凄いのかが分かったそうです。 その日の夕飯時、「そら」が何時もより「頂戴」で吠えるのに、彼は 「聞いたんですけど、人間で言えば幼稚園児なんですよね。仕方ないですね。」 「あんまりうるさいから、食べ残しの魚の骨でもやるか?」 と言ったら 「止めた方が良いですよ。子供がダダこねてるみたいなんですよね、じゃぁちゃんと躾けないと。」 態度が一変しました。 お互いに病気でしょうがない事もあります。 ですが「そら」を理解してくれただけでも由としました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/23 01:59:00 AM
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