テーマ:母島 石門調査チーム(18)
カテゴリ:自然環境
だいぶ間が空いてしまいました。前回我々は石門調査地途中、かなり手前で豪雨に遭いやも無く勇気ある撤退をしたのでした。
Nさんが 「おう、みんなどうする?南崎でも行くか?」 と言った。崩れた士気だったが「南崎」の言葉に若者は鋭く反応する。が、「おい前線面大丈夫かな?30km南でもダメじゃないかな。」と思っていたが、口にはしなかった。
びしょ濡れな若者三人をそのままに、車は南崎へ向かう。南崎まで車で行ける訳ではない。20分ほど歩く。
この都道最南端の看板までが車。ここで昼食を摂り一休みして歩きだす。 この時点で私の右膝、左足はかなりの悲鳴を上げていたので、隊列を離れ一人ゆっくりと歩く。危ない場所は無いし、迷う事も無い。
空は相変わらず曇天模様。私が以前来たのは暑さで死にそうな七月。
真夏の日差しで、三脚で、レンズ二本で、三点セット(マスク、シュノーケル、フィン)を持った重装備だった。 今日は雨具の上。携帯電話、たばこ、だけである。でも足は痛い。装備があっても無くても歩く速度は一緒。
写真はどーせ天気悪いし、で一枚も撮らなかった。よって写真は’04年のものです。・・・嘘、撮った写真データをトバしました・・・ゴメン・・・。
はるかに遅れをとって歩いていたものの「すり鉢」で追いつく。ここでNさん含めた四人の後姿を撮ったのだが・・・ねぇ。
現在は植生が迫っているが昔は土がむき出しで、すり鉢状になっていたそうだ。子供たちが滑って遊んだと記録にある。
以前と比較対象しながら歩くと面白い。自分で撮った写真は覚えているので、「あれ?無くなってる」などと比べる。なので更に私の歩くペースは遅くなる。
モクマオウと言う外来種の樹木が切り倒されている。オカヤドカリがいない(全体でほとんど見なかった)。
枯れかけた木から葉がウニョウニョ伸びていたが、完全に枯れた・・・。
相変わらずタコノキは多い・・・歩けば歩くほど、奥に行くほど曇っているのは気のせいか?
小富士(あ、写真が無い)を望む南崎の海岸へ到着して暫くすると雨が降ってきた。目の前を飛び交うカツオドリも居ない・・・。 諦めきれず、若者は浜辺にいたが、私はちょっと戻って東屋で待機。タバコを吸う。 晴れてれば・・・。
雨でも美しい砂浜に変わりは無いが、やっぱり雨が・・・。
私がここで撮ったカツオドリは、300mmに×2のテレコンバージョンレンズを付けたので600mm。デジタルは更に倍率が上がるので700mm前後の望遠を振り回していた。が、しかしカツオドリが近すぎて苦労した。 雛もいたよ。
700mmレンズでは三脚を使ってもぶれます。高速シャッターかレリーズ(離れてシャッター切る装置)もしくはセルフタイマー。
結局のところ、若者期待の南崎ツアーも外した・・・。ご愁傷様。雨が止んだのを見計らい、彼らはNさんと小富士に上がり、私は先に車へゆっくりと戻った。 以前はメグロとメジロが混成していたが、南崎にはメジロとヒヨドリだらけ。 下の写真は以前の。
車を駐車した場所は大型バスも止れる広さ。ってこの島に大型バス無いです。マイクロバスも無いです。 東屋でブーツを脱ぐと、左足が熱を持って腫れている。右膝も。凍ったペットボトルで冷やしつつ、ポツネンとアスファルトの上にいる一羽のダイゼンを双眼鏡で追いかけながら、彼らの帰りを待った。 続く・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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