テーマ:母島 石門調査チーム(18)
カテゴリ:自然環境
晴れたと思ったら雨が降る。分単位で天気が変わる朝だった。しかし、毎日、大雨の心配をしていた調査中よりは、遥かに良い天気。 だいたい晴れた青い空が見えている。真っ青な南国の空だ。 すでに大半の荷物の荷作りは終わっていて、船内で直ぐに必要な着替え、シャワーセット、財布などをデイパックに詰めるだけ。 お世話になった、ビラこぶの木の星さんが、部屋に挨拶に来る。無理を言って、共著でだした母島の植物図鑑にサインを頂いた。 「サインなんてしたことねぇよ。」 と言っていたが無理にお願いして。一冊は現場で潰したので、昨日新たに一冊購入しておいた物だ。
大きな荷物を港まで運んでもらい、私達は歩き。日差しが強い。サングラスをかける。 忙しい中、観光案内所のスタッフにも挨拶をして、なんとなくタバコを吸う。痛い足の事などすっかり忘れ、感情的になってしまう。 長かったような、短かったような。間違い無く言えることは、この調査期間は私は病気では無かった。
ははじま丸に乗り込む。沖合に物凄い雲が立ちあがっているから、一時揺れるかも知れない。 観光シーズンでは無いから、壮大な見送りは無い。けれど、みんなが手を振る。 今まではそれを見て恥ずかしかったが、今回は両手で大きく手を振りながら 「また帰ってきますねぇ」 「おおーい!」 と声を張り上げる。なんか涙ぐんでしまう。
ははじま丸は出港して直ぐ揺れた。
島の上に低い雲が張り出し、三角波になっている。 がしかし、反対側は晴れ。どうやら雲がいたるところで立ちあがっているかららしい。
これだけ雲があると思えば、方向を変えると
船が沖に出ると揺れも収まり、外に出る。若者たちも。頭上をかすめるカツオドリを追う。
私は一眼レフじゃないから、風景を切り取る。遠くなる母島。
変わったアングルでイメージフォト。
こうやって雲間を進んでいた。
写真を撮り、強い日差しにさらされているうちに、父島が見えてくる。
感傷的な気分は終わり、買うお土産で頭がいっぱいになってしまっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/27 11:21:10 PM
コメント(0) | コメントを書く
[自然環境] カテゴリの最新記事
|
|