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カテゴリ:発達障害児支援
せっかくの週末なのにあいにく全国的に雨
LOF教育センターでも若者のクラスソーシャル・ラーニングクラスの春休みイベント 「六甲山に上って有馬温泉入ろう。」が中止となった。 残念。 春休みはもう終わりなので春休み中のお出かけイベントは無くなってしまった。(;´・ω・) その代り明日は、「ギフティッド勉強会」の後の交流会のお手伝いに来てもらうことにしました。 たこ焼きパーティー(*'▽') 保護者の方もたくさん来られるので 生徒がしっかり接待できるか興味深々。 彼らの知らない一面を見ることができるとうれしい。 さて、春になりいろんなことが変わる あるいは、変えたいと思う時期です。 今年は、特にLOF教育センターでも問い合わせが集中しています。 その中にABA療育を受けているという方からの問い合わせが増えています。 ABAについては以下のような研究結果が発表されています。 1987年、UCLA(カリフォルニア州立大学ロスアンゼルス校)のロバース博士の研究チームは、 2-3歳時の自閉症幼児19名に対して、 ABAの手法を用いた療育を週40時間実施。 その結果、19名中、9名(47%)が知的に正常域(IQ80以上)に達し、 付き添いなしで小学校一年次を修了することができました。 残り10人のうち、8人は軽度の遅れのある子のクラスに、 2人が重度の遅れのある子のクラスに。 この研究は、軽度または中度の知的遅れのある自閉症児の社会的自立のサポートに、 ABAの早期療育が有益であることを明らかにしました。 その一方、週10時間未満の療育を施したグループでは有意な結果が出ず、 短時間での療育では結果を出すことが難しいということも発表されています。 また、2005年には、ウィスコンシン州の研究グループ、サローズ&グロープナーの研究結果で、
セラピストの代わりに親が療育を行うことでも、同等の効果が得られることが発表されました。 ですが、週40時間の療育を一般的な家庭で行うことは非常に困難です。 このような研究結果が出ているにも関わらずこのABA療育を日本で行うことのメリットは どこにあるのでしょうか? 2,3歳児に週40時間もの療育を受けた評価基準が 小学生1年生で付き添うなしで学校に通うことが出来た。??? その一方でそんなに頑張っても半数は自力で学校に通うことができていないということです。 それが原因なのかどうかはわからないけれど 最近このABA療育を専門家の方に幼児の頃より受けている。 その児は小学生のすでに中学年から高学年になろうとしている。 という保護者から問い合わせが多くなってきています。 その児の様子をLOF教育センターのやまもと式療育プログラムの体験を通して拝見すると 根本的な発達の凸凹は深刻に残っていることが見受けられた。 不適応行動を起こす環境を避けることができるのだろうと思うのですが、 だんだん年齢が上がってくるといつまでも幼児のような環境整備はできなくなってきます。 そうなると自分の意に反する出来事が起こり、 それに対して自分の許容範囲を超えてしまった場合、 癇癪のような行動がやはり表れてしまいます。 そういうことが一度でも学校で起こってしまうと クラスに居づらくなってしまうこともあるのです。 学校環境というのは今は本当に過酷なんです。 一度の失敗でも許されないことも・・・ この学校環境整備についてはまたの機会に。 不適応行動を起こさないということが =発達に問題が無くなった。ということではないことを知っておく必要があります。 過度な合理的配慮同様 過保護な環境下に置くことが 将来的にその子の人生を閉ざしてしまうこともあるのだということを 今の若者を援助していて痛感しています。 本当に発達の根本的な課題を解決できる療育が必要なのだと思います。 今日も療育に通うこどもたちを見ていると 一年前と大きく違って発達してきているのをうれしく思い 事務所でPCに向かっています。 療育の体験申し込みはこちらへ。 発達障害支援の学びをなさりたい方、チャイルド・ライフ・サポーター®、 やまもと式療育インストラクターになりたい方はこちらへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.04.08 18:01:47
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