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カテゴリ:犬の訓練
先日、ご褒美について書かせてもらったので犬の訓練法について書いてみたいと思います。
犬にある行動を教えるには大きく分けて4つの方法があります。 ターゲティング 音や動きで犬を誘導して犬が自然に何らかの行動をとるように仕向ける モデリング 犬の体に手を添えて望む姿勢や動作をとらせる アソーシエイション 犬がなんらかの行動を取った時、すかさずその動作の名前をかぶせて 犬に動作と言葉の関連を覚えさせる リフレックス 犬の体をたたくなど、一定の刺激を与えて犬がその行動をとるように促す 今日のタイトル、犬はどのように学習するのでしょう?オペラント条件付けって知ってますか?道具的条件付けとも言います。オペラント条件付けとは新しい行動を作ったり、すでにある行動を増やしたり減らしたりする手続きのことを言います。動物は人でも犬でも鳥でも自発的に起こした行動の後に好物(ご褒美)が与えられるとその行動は増えてくる。つまり、繰り返すようになります。これを利用して犬を訓練します。たとえば、新聞配達が新聞を届けに来ます。犬は縄張りに他人が入ってきたので吠えます。新聞配達は用が済めば敷地から出て行きます。犬にとっては自分が吠える事によって侵入者が逃げていった、追い払ったと思います。これが毎日繰り返される事によって両者の関連(吠える→逃げていく)が強化されて新聞配達が来るたびに吠えるようになるという訳です。朝早くから犬が吠えました。窓を開けて犬を叱ります。しばらく静かになりますがまた吠え出すので住宅街でご近所の迷惑を考えて散歩に連れて行きます。これは見事に犬にしつけられてしまった例です。犬が自発的に起こした行動、この場合「吠える」ですがこれに対して好物(ご褒美)が出ていますね。それも2つです。飼い主の注目そして散歩です。毎日、繰り返されるとドンドン強化されます。犬は吠えれば飼い主が注目してくれてしかも外に出してくれる事を学習してしまったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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