2010/03/27(土)13:26
知のツールボックス―新入生援助(フレッシュマンおたすけ)集
知のツールボックス改訂版
知のツールボックス―新入生援助(フレッシュマンおたすけ)集
専修大学出版企画委員会 編
専修大学出版局
2009年刊
専修大学で行われている新入生向けの
アカデミック・スキルズを身につけるための講座を書籍化したもの。
丁寧でわかりやすい説明、とっても親切ですね~
○なぜノートをとるのか?
1.話を正確に理解するために、
2.あとになって話の組み立てを復元できるために、である。
「つぎつぎに流れ込んでくる情報を自分で能動的に整理する能力を、
身につけることであり、大学で身につけねばならない最大のスキルのひとつである」
本書、新しいのは・・
授業がある程度進んだところで、それまで書きだしたキーワードやキーセンテンスを
基に、ノートの内容を俯瞰し整理した「マインドマップ」を書いてみよう、と
薦められているところ。
○リテラシーの必要性
「わたしたちが手にする資料や情報はすべて、他者によって作成され編集された
ものである。」
「・・あらゆる情報に対して、それを冷静に読み解くリテラシー能力を身につけよう。」
○議論の心得
・議論とは、みなが納得できる結論を探す作業である。
・自分が限られた視点から、ものを見ていたことに気づく
・議論とは、他人と共同で推論することである。
・議論のコアは、論証の吟味である。
・議論における食い違い
・キーワードの意味
・事実認識
・事実判断と価値判断
・・
<目次>
プロローグ 大学での勉強はこうなっている
第1章 話を聞き、ノートをとる
第2章 自分で調べる
第3章 文章を読む
第4章 ひとと議論して考える
第5章 レポートを書く
第6章 プレゼンテーション
第7章 ネットのコミュニケーションを活用する