カテゴリ:書評・読書メモ
アカデミック・スキルズ アカデミック・スキルズ―大学生のための知的技法入門 佐藤望、横山千晶、湯川武、近藤明彦 慶應義塾大学出版会 2006年刊 大学の授業における知的生産技法の基本・・ 「調べ」「まとめ」「発表する」という一連の作業のやり方・ これらをアカデミック・スキルズとしてまとめたもの。 教養とは、 「多角的なものの見方であり、問題を発見し解決することのできる力である。」 教養のある人間とは、 「多角的にものを見て自らを客観化し、問題発見をしながら正しい道を 見いだしていくことのできる人間である。」 ○何のためにノートをとるのか? ・自ら問いをたて、表現する訓練 ・自分自身の問いを見つける作業 ・「教師の口から発せられ流れていくベタな情報を、 生きたものとして立体化していく作業」である ・ノートをとることは、「人間観察」である ○情報整理のコツ 「明日の自分は、まったく違う自分になっていることを 覚えおく」こと。 ○研究テーマの設定のポイント オリジナリティとは、 「誰もが再検証可能な方法を使って、 まだ誰も明らかにしなかった真実を明らかにすること」 <目次> はじめに 第1章 アカデミック・スキルズとは 1.アカデミック・スキルズとは 2.「知」とは、「教養」とは 3.「知」と「教養」を伸ばす 4.問いを立てる――研究の出発点 5.研究テーマの三箇条 6.出発にあたって知っておくべき大切なことがら 第2章 講義を聴いてノートを取る 1.何のためにノートを取るか 2.ノートを取ることは「人間観察」でもある 3.ノート・テイキングのテクニック 4.良い聴き手となるために 第3章 図書館とデータベースの使い方 1.情報に対するアカデミックな態度 2.文書情報の種類、特徴、利用法 3.資料検索の方法――データベース活用法 4.文献一覧をつくる 5.その他の情報収集――フィールド・ワーク 第4章 本を読む――クリティカル・リーディングの手法 1.本を読み始めるにあたって 2.批判的・論理的思考 3.クリティカル・リーディング(批判的読解)とその練習 第5章 情報整理 1.情報カード、研究ノートについて 2.情報カードのつくり方の一例 3.読書カードのつくり方 4.事項カードと発想ノートを使いこなす 5.レポート、プレゼンテーション作成準備の最終段階:アウトラインをつくる 6.KJ法について 第6章 研究成果のアウトプット 1.再び問いの発見について 2.明晰かつ論理的であること――論理を曇らせる禁じ手について 3.プレゼンテーション(口頭発表)のやり方 4.文章(レポート、レビュー、論文など)をまとめる 5.デジタル情報技術とアカデミック・スキルズについて 附録 書式の手引き(初級編) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.27 12:53:20
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