2011/05/15(日)19:58
鷲田小彌太「哲学を知ると何が変わるか」
【送料無料】哲学を知ると何が変わるか価格:1,631円(税込、送料別)
鷲田小彌太「哲学を知ると何が変わるか」
講談社
1994年刊
哲学は、「未来を野太く生きようとする人にとって最適なのだ。
世界を変え、自分を改造しようという精神にぴったりなのだ。」
哲学とは、通俗的で、普遍的なもの。
≪99パーセントの通俗を通って、はじめて、揺るぎない超俗の境域に
たどり着くことができる。≫
≪ニーチェは、キリスト教とデモクラシーと社会主義と科学に反発した。
しかし、同じ一つのものに対立したのだ。
多数者の凡庸な意識である。≫
≪プラトンの理想は、まことにすばらしかった。
恣意と妥協ではなく、自由と規律が調和する社会である。・・
しかしである。
理想がどんなに美しく、それを実現する計画がどれほど精密で、
実際の手段がどれほど巧妙でも、
プラトンの「理想」と「計画」と「手段」は、すべて不適切である。
それが実現された暁には、想像を絶する悲惨が待ち受けている≫
プラトンは、科学=絶対確実な認識・・数学の上に哲学を打ち立てようとした。
しかし、
≪絶対確実な認識というのは、数学がそうであるように、
フィクションなのである。≫
<目次>
プロローグ 哲学を知る、を読むための準備体操
第1章 哲学とは、時代の意識そのものである
第2章 哲学がわからない、でもわかりたい
第3章 哲学というメガネをかけてみると
第4章 哲学は難しい、でも読んでみたい
哲学を知ると何が変わるか【中古】afb