鎌 倉 宮
神奈川県 鎌倉市 二階堂 154番地
（2012年9月17日 撮影）
今回から 気まぐれドライブ 神奈川へ
神奈川は 見所がいっぱいあって
何度訪れても新しい発見 
別名 大塔宮（おおとうのみや）
大塔宮護良親王を お祀りする神社
御祭神 護良親王
護良親王は 延慶（えんぎょう）元年（1308年）に
後醍醐天皇の皇子としてご誕生
6歳の時に京都の三千院にお入りになる
11歳で比叡山延暦寺に入室
尊雲法親王（そんうんほっしんのう）と呼ばれ
天台座主（てんだいざす）となられる
鎌倉幕府の専横な政治に
父帝の後醍醐天皇は国家の荒廃を憂えられ
親王と共に元弘元年（1331年）6月
比叡山にて討幕の挙兵をする計画は
幕府の知るところとなり天皇は捕らえられ
隠岐に配流
親王は還俗（げんぞく）して
名を護良（もりなが）と改め
天皇の代わりとなって楠木正成らと
幾多の苦戦にも屈せず機知を持った戦で
大群を吉野城や千早城に引きつけた
親王の討幕を促した令旨に各地の武士が次々と挙兵
足利尊氏 赤松則村らが六波羅探題を落とし
新田義貞が鎌倉に攻め込み
鎌倉幕府は北条一族と共に滅ぶ
後醍醐天皇は京都に還御され
兵部卿（ひょうぶきょう）・征夷大将軍となられる
尊氏は征夷大将軍を欲し
諸国の武士へ自らが武家の棟梁であることを誇示した為
親王は尊氏による幕府擁立を危惧し 兵を集めるが
高氏の奸策（かんさく）に遭い捕らえられ
鎌倉 東光寺の土牢に幽閉される
建武2年（1335年）7月23日
残党を集め鎌倉に攻め入った北条時行の軍に
破れた尊氏の弟 足利直義は逃れる際に
家臣 淵辺義博（ふちべのよしひろ）へ親王暗殺を命じる
親王は9ヶ月をも幽閉された御身では戦う事も出きず
28歳という若さでその苦闘の生涯を薨（こう）じられた
明治2年2月 明治天皇は建武中興に尽くされ
非業の最期を遂げられた護良親王に対して
親王の御遺志を高く称え
永久に伝えることを強く望まれた
東光寺跡に神社造営のご勅命を発せられて
御自ら宮号を「鎌倉宮」と名づけられた
鎌 倉 宮 
神奈川県 鎌倉市 二階堂 154番地 
（2012年9月17日 撮影）
