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カテゴリ:リハビリ
今日いつものように施設に行って母のリハビリをしていました。
廊下で足を動かしながら車椅子で動く練習をしていた時に、それを見ていたお年寄りに呼び止められました。 お婆さん 「すみません。私も・・・最近歩くのが難しくなってるの・・・」 私 「はい・・・???」 お婆さん 「私にも、訓練してもらえませんか・・・」 私 「・・・・」 その人の娘さんは作業療法士の資格を持っています。 でも面会にはなかなか来られないようで、私が毎日母のリハビリをしている様子を見ていて、うらやましくなったのでしょう。 私はリハビリの資格は何も持っていません。 ただ一番近くにいて、ずっと母を見てきた家族だからできることなのです。 その人の体調も性格も何も分からず、資格も医療の知識もない、まして家族でも職員でもない私にはどうしようもないのです。 すがるような目で訴えられます。私にできることならして差し上げたい・・・と思いましたが、万一事故などがあって、今の状態より悪化することになれば責任が取れません。 私 「ごめんなさい。私にはしてあげることができません。」 お婆さん 「どうしてもダメ・・?」 私 「ごめんなさい。」 悲しそうな表情をされました。 きっとお婆さんは勇気を持って話しかけてこられたのでしょうに・・・・断らなければならないのが、とても申し訳なかったです。私が家族だったら・・・と思いました。 このブログをごらんになっている方の中に、ご家族が老人ホームなどにいらっしゃる方がおられたら、お忙しいでしょうが、どうぞなんとか時間を作ってできるだけ面会に行ってあげてください。 家族が顔を見せて会話をするだけで、お年寄りの様子はぜんぜんちがいます。 それだけで充分リハビリになるのですから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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