介護が快護であるように・・・・

新年早々・・・介護とはぜんぜん関係のない、ちょっとこわ～いお話です。

お正月休みの昨日・・・旅行には行けないけれど、近くの温泉やスパなら入りに行けるんじゃないか・・・と主人と話をしていました。
主人　　「この間テレビで宣伝していた温泉に行ってみようか・・」
私　　　「どこなの？」
主人　　「車で１時間ぐらいかなぁ・・・」
主人はネットで調べていました。確かにそう遠くないところに日帰り入浴できるような施設がありました。
ネットの写真には大きな水車も写っています。正月休みで義母も家に居る事だし、祖母の事は義母に任せてドライブがてら出掛けることにしました。

私　　「ねぇ・・正月だからお休みかもしれないじゃない。電話してから行った方がいいんじゃないの？」
主人は電話をかけていました。でも、「おかけになった電話番号は、現在使用されていません」
私が試しに１０４の番号案内に住所と施設名を言って聞いてみても、「そんな施設はありません」

私　　「本当にあるの？私、そんなところ知らないし、宣伝も見たこと無いよ」
主人　「この間確かにテレビで宣伝してたんだ。ネットにも出ているじゃないか。」

主人も私も分からないことは確かめないと気がすまないところがあります。近いところだから行ってみよう・・ということになりました。
車のナビに検索をかけると確かに施設名が出てきます。

で・・ナビを頼りに車を走らせていると、どんどん細い山道に入っていきます。ガードレールも無い崖の道、離合もできない、車一台の車幅の道です。
二人ともだんだん怖くなってきました。
私　　「ねぇ・・本当にこんなところにあるの？まだ明るいからいいけど、暗かったら危なくて運転できないよ」

主人　「・・・・うん」主人もちょっと不安そうです。
道が二股に分かれている所があってナビは右の道を行くように示していました。
でも、私には主人の車でその道が通れるとは思えませんでした。
私　　「ねえ！行くのやめて！左に行って！このまま行けなくてもいいから・・・」

主人は左にハンドルをきりました。しばらく走ると広い道路にでることができました。
ナビは近くにその施設があることを示しています。

私　　「あった！水車が見えるよ！」
田んぼの向こうに大きな水車が見えました。とにかく行ってみようということになり水車を目指して車を走らせると水車の近くに建物がありました。

私　　「ここじゃん！」
ネットで見た建物と施設名がありました。でも・・・・

建物や敷地は草が生えていてロープが張られており、どうみても数年は使っていないような様子です。車を止めた駐車場にはお墓がいっぱい並んでいます。
建物のそばには結構りっぱな神社があります。
水車の側のかつて売店だったような建物も廃墟です。水車も動いている様子はありません。

私　　「ここ・・変だよ・・使われていないんじゃないん」
主人　「・・・そうだね・・・」
私　　「どうみても・・数年は使われていないよ。あなたそのテレビの宣伝っていつ見たの？」
主人　「つい・・このあいだ・・」
私　　「おかしいよ・・・つぶれたところの宣伝なんてしないでしょ」

気持ちが悪いのですぐに帰ることにしました。家に帰ってもう一度ネットで調べてみると２００６年１月に閉鎖と書いてありました。あれは・・・いったい何だったのでしょう・・・キャ～