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カテゴリ:祖母の日常
昨夜の帰りの新幹線で・・・だんだん家に近づくにつれ気持ちが現実に戻っていきました。
(お婆ちゃんはどうしているだろう・・・・) 施設の母は父や職員さんが居るので安心ですが、祖母のことは心配です。 (ちゃんとご飯は食べているだろうか・・・叱られて泣いているんじゃないか・・・夜は眠れただろうか・・・) 旅行の間も時々頭を過ぎりましたが、(今は離れてるんだからどうしょうもない。旅を楽しむことに専念しよう)と思い込もうとしていました。 家に着いてすぐに祖母の様子を見に行きました。 大丈夫・・・元気そうでした。ゴミ箱に弁当の空があったので、食事は貰っていたようです。 でも・・・表情がありませんでした。私が居ない間、ずっと一人だったのでしょう。まるで能面のように無表情な祖母の顔・・・・(ごめんね・・・またずっと一緒に居るからね)と思いました。 朝・・・施設の両親のところにお土産を持って行くことにしました。 父には「くいだおれ饅頭」糖尿病の母には「ぬいぐるみ」と「ハンカチ」です。 持って行くのを忘れないように・・・と玄関に置いて、ちょっと用事をするために部屋に戻って10分ぐらい・・・・さあ行こう!と玄関に行くと・・・・・ない!・・あれ??私よそに置いたかな?・・お土産がないよ・・あれれ? あちこち探し回って・・・いや、やっぱり玄関に置いたはず・・・あっ!もしかして・・婆ちゃん! あわてて祖母の部屋に行ってみました。あ~・・・・ しっかり開けられて食べられていたお饅頭・・・ガーン! 私 「婆ちゃん。ダメじゃない、これは婆ちゃんのじゃないよ。婆ちゃんにはあげたでしょ?」 祖母 「何か?何のことか~?」 認知症で本当に分かってないのか、それともお芝居なのか・・・祖母はキョトンとしています。 こんなこともあろうかと、余分にお土産を用意しておいて良かった~って思いました。 それでも一緒に入れておいた「ぬいぐるみ」と「ハンカチ」は?どこよ~?・・・と捜したら・・・ありました。 「ハンカチ」は祖母のポケットに・・・「ぬいぐるみ」は祖母の部屋の蛍光灯の引っ張る紐に付けてありました。ありゃりゃ・・・・・油断した私が悪いのよ・・・って思いました。 施設の母のところへ祖母から奪い返した「ぬいぐるみ」と「ハンカチ」を持っていきました。 私 「母さん、これ・・・母さんには食べ物のお土産はダメだから、これがお土産。ごめんね。ちょっと事情があって包装してないんだけど・・・」 母 「ありがとう!可愛いねぇ・・・・旅行楽しかったかん?」 私 「うん!楽しかったよ~」 母 「お婆ちゃんは?・・お婆ちゃんは元気だったかん?」 私 「うん!すっごく元気だから、大丈夫だよ」・・・と言いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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