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カテゴリ:祖母の日常
12月23日は天皇様の誕生日でした。77歳になられたそうです。
病院に行った時に、祖母と話をしました。 私 「婆ちゃん・・・今日は天皇様がお生まれになった日よ」 祖母 「そうかん・・・・・・」 私 「婆ちゃんは今の天皇様が生まれちゃった時の事覚えとる?」 祖母 「おお覚えとるど~・・あの時は人がすごかったど~皆が踊っとった~」 私 「ふ~ん」 祖母 「町中の人が沢山出てきて、ぎゅうぎゅう人でいっぱいの中、わしも草履履かしてもらって踊った」 今でも天皇様は雲の上の人ですが、当時の人々にとっては神様のような存在だったでしょう。 その天皇家に待望の後取りの男子が生まれた・・・・まだテレビは無かったでしょうから、ラジオや新聞で知らされ、国中がお祝い一色だったと思いました。 祖母は今年90歳・・・計算すると当時は13歳です。 今の祖母からは想像もつきませんが、当然のことながら祖母にも子供の頃があり、13歳の祖母が両親に新しい草履を買ってもらって、4人の弟たちと一緒に町の大勢の人々に混ざって嬉しそうに踊っている姿を想像してみました。 (認知症になってしまった今でも覚えているのなら、よっぽど楽しかったんだろうな・・・幸せな時だったんだろうな)・・・・と笑顔で話し続ける祖母を見ていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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