介護が快護であるように・・・・

最近のマンションの新しい建築方法が紹介されていました。

今までのマンションの天井は鉄骨などの梁があって凹凸があります。

新しい方法は、この梁を天井ではなく床に隠して天井をフラットにし、床に鉄骨を入れてできた高さ６０センチぐらいの空間を床下収納にするというものです。

床下に空間ができるために、上下階の防音にもなるそうです。

これを見ていて、またまたヒラメキました。

　　　　　　　　

マンションの１室で良いから、床下に上下水道管を張り巡らせた部屋が作れないか・・・・と思いました。

年をとって介護が必要になった時に、世話がしやすい部屋に改築しやすくしておくのです。

日々の介護で大変なのは、オムツ換えや入浴など体を清潔に保つことだと思います。

祖母も家に居た頃には、一日に何度も汚してしまいトイレ掃除だけでも大変でした。
お腹の調子が悪い時などは、再々風呂場に連れて行ってシャワーを使わなければなりませんでした。

でも、足の悪い祖母を風呂場まで連れて行くのは大変な作業です。足を痛がって歩くのを嫌がり、なかなかオムツを換えさせてくれません。なだめながら歩かせるのは大変な作業です。

かといって市販のお尻拭きを何枚も使って綺麗にするのは時間もかかるし、祖母の薄くなった皮膚を傷めることがあります。それに拭き取るだけでは何となく綺麗になっていないような気がするのです。

そんな時に、(部屋がバスルームになったら)・・・・と何度も思いました。

　　　　　　

床板をあけるだけで簡単に上下水道管を工事することができれば、老朽化による管のメンテナンスも簡単にできるし、いろんな水周りの設備を設置することができます。

たとえば、部屋の真中にベッドを置いたとします。

ベッドの側にポータブルトイレを設置するのではなく、その人の体の状態に合せてベッドの右でも左でも自由に水洗トイレを置くことができる。洗面台やシャワーも設置できます。

ベッドの下の床下６０センチの空間にバスタブを設置できたら・・・キャスター付きのベッドを動かすだけで入浴させることができます。

天井の強度をクレーンを付けられるぐらいに強くして、ハンモックのようなネットで包んだ要介護者を機械で持ち上げてからベッドを動かせば、そのままゆっくりバスタブに下ろすことができます。

トイレに座ることができないような寝たきりの要介護者も、下水管につながったシンクのような薄型のトレーをベッドの上に置くことが出来れば、オムツ替えの時に汚れがひどくてもシャワーで洗ってあげることができます。

洗髪用のトレーを使えば、病状によって入浴ができない要介護者もベッドに寝たまま髪を洗うこともできるのです。

湿気の問題とかいろいろクリアしなければいけない問題もあるでしょうが、システムバスやシステムキッチンと同じように、介護用にシステムルーム化できて、後からでも簡単に工事できるようになれば良いな・・・・って思いました。

床下に出来た空間を利用して、介護が少しでも楽になる住居ができたら・・・・

そんな部屋があったら、祖母の介護もお互いにストレスなく、最期まで楽しくできそうな気がします。

住宅メーカーとか水周り関係の会社の方・・・・良いアイデアだと思われませんか？