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カテゴリ:私の思うこと
昨日義兄が東京に帰って行って、ここのところ訪問者が多く賑やかだった家の中にまた静寂が戻ってきました。
「どんなにしてあげても、後悔は残るものよ」・・・・私が毎日母の世話をしているのを見て、ある人が言った言葉です。 祖母が亡くなった時に、ふとその言葉が浮かんできました。 やはり私も(母の時のように、ずっと付き添っていれば・・・)とか(もっと早く足の傷の手当てをしてあげていたら・・・)とか、(どうしてあのまま傍に居なかったのだろう・・)と少しの時間祖母の傍を離れた時に逝かせてしまったこと・・・・後悔して悩み泣きました。 祖母の遺影を見ながら、たくさん泣いて・・・泣いて・・泣いて・・・ そして少し落ち着いた頃、祖母との思い出を思い返していました。 嫁いでから23年間、血は繋がっていないのに、実の両親よりも長い時間を一緒に過ごしてきた祖母との思い出はいっぱいいっぱいありました。 毎日一緒に家事をしたなぁ・・・「洗濯物はお天道様に向けて干すもんじゃ!」とか「打ち払い(ハタキ)をかけてから掃除機をかけぇ!」って叱られたり、私が掃除機をかけた後をク〇ックル〇イパーを持った祖母が追いかけて拭いてきたり、煮物をしていたら知らない間に醤油を入れられて喧嘩したり・・・ 認知症になってからは、買い物に行ったスーパーで運動会したり、トイレ掃除が1日20回以上になったり、自分一人では体が洗えなくなってからは、一緒にお風呂に入ったり・・・ 骨折して入院した時は、リハビリの時にはいつも付き添っていたな・・・・癇癪を起こした時には、病院の屋上で大声で一緒に叫んだな・・・・施設では毎日散歩をしたな・・・春には桜、夏には朝顔が綺麗だった。 もっと・・・もっと・・一緒に居たかったな。 「わしゃ~ 幸せじゃの~ あんたがおるけ~ わしほど幸せな年寄りはおらんど~ うん! おらん おらん 」 祖母が毎日繰り返し言ってくれた言葉です。 祖母は沢山の思い出と沢山の手紙と言葉を残してくれました。 祖母のおかげで私はずっと幸せな時間を過ごせてたんだな・・・と思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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