介護が快護であるように・・・・

今日は母の日でした。
母の遺骨の側に飾っている花とは別に、遺影の前に白いカーネーションを飾りました。

一年前の母の日は、入院中で具合が悪かった母。
すぐに治って退院できるはずだったから、退院してから祝ってあげようと思い、その時には祝うことはしませんでした。
あれが最後の母の日になってしまったんだな・・・・祝ってあげればよかったな・・・


そして今日お坊様を招いて、母の一周忌のお経をいただきました。
主人と私と義父母の家族四人だけの寂しい一周忌。

母は中学を卒業して看護学校に入学し看護師になりました。
２４時間勤務や３６時間勤務など、今では考えられないような勤務をこなして６０歳の定年まで勤め上げました。

自宅に居てもいつも患者さんのことばかり考えているような人で、夜熟睡して寝ていても遠くで救急車のサイレンの音がしたら「ピーポーが来た！」と飛び起きていました。
本当に沢山の患者さんのために身を削って尽くしてきた優しい人でした。
だから退職した後も母を慕って家まで訪ねてくる元患者さんが大勢いました。

もし介護のためにこちらに連れて来ないで実家の山口県に住み続けたまま最期を迎えたなら、きっと沢山の人たちに偲んでもらえただろうに・・・・・私が一緒にいたいと連れてきたばっかりに寂しい法要になってしまって申し訳ないな・・・・と思いました。


もう亡くなってから一年経つのに、まだ母のお墓を建ててあげることができていません。
早く落ち着けるようにしてあげなければいけないと分かってはいるのですが、いろんな諸事情でなかなか前に進まないのです。
これが最後の親孝行だから、頑張らねば・・・・(母さん、もう少しだけ辛抱してくださいね。)・・・・と思いました。