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カテゴリ:私の日常
今朝、庭で洗濯物を干していると、車庫の中にいた義父が「いらん靴があるけ~ そこで燃やそうと思う・・」と古いゴルフ用の靴を持ってきました。
我が家には小さな焼却炉があります。紙屑などはゴミ収集には出さずに、そこで燃やしてしまうのです。 でも焼却炉は物干し台のすぐそばにあるので、洗濯物が干している間は火を点けるわけにはいきません。 まして紙屑ではなく靴です。ゴム製品は燃える時に黒煙が出るし、すべて上手く燃えるかどうかも分かりません。 それで私は「それは次の燃えるゴミの日に出しますので、そこに置いていてください。後で持っていきますから・・・」と言ったのですが、その時の義父の目の色が、どうもちょっと気になりました。 (これは気を付けて見守っていなければ・・)と思いました。 義父は今のところ認知症ではありません。 この間の入院の時に、一時的にせん妄のような症状がありましたが、すぐに治まり普通に生活しています。 でも、祖母や母をずっと看てきた経験から、普通に生活できているお年寄りでも、目が座っているというか、こういう目の色をする時には思いがけない行動をすることがあるので、注意が必要だと感じています。 で・・・私が洗濯物を干し終えて、室内の掃除をしている時、縁側に義父の部屋のゴミ箱が転がっているのが目に留まりました。 (まずい!) 慌てて外に飛び出すと、案の定義父が焼却炉の所にいて、火を点けているところでした。 焼却炉から真っ黒い煙が立ち上り、干してある洗濯物を包んでいて、それらと一緒に義父が立っています。 「お義父さん! 何をしているんですか!」と言いながら、私は慌てて洗濯物の干してある竿ごと抱えて焼却炉から離しました。 日頃あまり声を荒げることのない私が、大きな声で叫んだので義父は驚いていました。 「危ないでしょう。洗濯物に火が点いたらどうするんですか。靴は燃えるゴミの日に私が持っていくって言ったでしょう。」と言っても、何で私が怒っているのか分からない様子でした。 義父の頭の中には『靴を処分する』ということしか無くて、周りが全く見えていないのです。 義父は納得できないような表情のまま、部屋に帰っていきました。 残ったのは煤と煙に燻された干したばかりの洗濯物。 (スモークサーモンなら嬉しいけれど、洗濯物の燻製なんて、誰もいらないよ~ ま・・お義父さんが火傷したり火事になったりしなかっただけ良かったけど・・・)とブツブツ言いながら、もう一度洗濯をやり直しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月26日 11時07分38秒
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