先日「ちちんぷいぷい」という情報番組の中の石田さんのコーナーで衝撃を受けました。
上の「子どもの貧困白書」という本を取り上げて、今の日本の子どもの貧困状態を詳しく解説されてました。 この本の帯の言葉が衝撃的だったんです。 「給食のない夏休み、体重を落とす子どもたちがいる」 今、日本にいる子どもの7人に1人が貧困なんだそうです。 うちの子どもたちのクラスは大体30人なので、1クラスに4人は貧困の子どもさんがいるということになります。 家庭が貧困のため、夏休み中給食のような栄養バランスの考えられた食事が摂れないので、2学期に痩せて登校してくるんですね。 職場でもこの番組を見てた人が多くて、みんな衝撃を受けてました。 私が高校生でバイトをしてたときは、自分の洋服や遊ぶお金が欲しくて働いてました。 でも今は家の生活を助けるためにアルバイトをしている高校生が多いそうで、授業中に寝たり、生徒がすごく疲れていると高校の先生がこの本の中で話しています。 修学旅行に行くためにアルバイトをして貯めた13万円。 ところがこれが収入とみなされて、生活保護を打ち切られた。。。 読んでて、怒りとか悲しみとかいろんな感情が沸いてきました。 制服が買えなくて入学式に参加できない子ども。 お昼に菓子パン1つしか食べられない子ども。 下の兄弟が私立高校にしか行けなかったため、高校をやめて働くことになった上の子。 石田さん、こんなことも教えてくれました。 4月から支給される子ども手当。 1人あたり義務教育の間(9年間)にもらう額は140万円。 給食費、修学旅行の積み立て、制服、文房具。。。 義務教育の間に、(塾、習い事を除いて)子ども1人に対して保護者に掛かる負担は135万ほどだそうです。 ならば、この140万を直接学校に渡せば保護者は子どもが義務教育のあいだ一銭もお金が掛からない訳です。 保護者に直接支給すると、パチンコに使ったりする保護者もいて、子どものために使われるとは限らなくなる。 そうすれば、給食費の滞納で困らなくていいし、積み立てができなくて修学旅行にいけない子どももいなくなる、制服が買えなくて入学式に出席することが出来ないなんていう子もなくなる。 石田さんも、司会の角さんも「なんで、こんなことを政治家が気がつかないのか。。。」と嘆いてました。
気が付かないでしょうね。。。 制服が買えない、修学旅行に行けなかった同級生なんていなかったでしょうから。。。
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