|
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日の私の献血での結果、血糖値の数値で要注意の表示がありましたが、こんなニュースがありました。
アジア系に糖尿病多い MSN 産経ニュースより 米国のアジア系の人たちは白人よりも痩せているにもかかわらず、2型糖尿病の割合が高いとの研究結果を、米ジョンズ・ホプキンズ大のチームが米専門誌に発表した。 白人よりもアジア系の方が糖尿病になる可能性が30~50%高いという。 チームは、アジア系約1万1千人を含む約23万人の米国人を対象にした1997~2008年の健康調査を解析。 糖尿病患者の割合がアジア系では4・3%から8・2%に増え、白人では3・8%から6・0%に増加した。 肥満の割合はアジア系17%に対し、白人は25%だった。 チームは、アジア系の人は内臓脂肪が付きやすい特徴を持っていると指摘している。 遺伝 「糖尿病は遺伝する」と言われています。 糖尿病になった方の親族にはやはり糖尿病の方が多くいますが、「アジア人が糖尿病になりやすいのは遺伝子が関係している」というニュースが以前ありました。 2型糖尿病の新関連遺伝子 働き悪いとインスリン減少 日本人患者で発見 asahi.comより 日本人など東アジア人は、欧米人に比べ、それほど肥満でなくても2型糖尿病を発症することが多いが、その理由の一つとなる新たな遺伝子が見つかった。 東京大や理化学研究所などの国際研究チームが、患者と健康な人について、大規模な全遺伝情報(ゲノム)の比較解析を行って発見し、米科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。 この「UBE2E2」遺伝子は、血糖値を下げるインスリンの分泌に関与する。 遺伝子を構成するDNA塩基配列が特定のタイプの場合、働きが悪くなって発症確率が1.2倍に高まる。 日本人患者の15%がこのタイプと考えられる。 欧米人はインスリンの効き目が悪くなって発症することが多いが、日本人はもともと少ないインスリンの分泌量がさらに減って発症する場合が目立つ。 UBE2E2遺伝子は日本と韓国、香港、シンガポールの患者で関連が確認されたが、フランスなどの患者では関連がなかった。 2型は日本人の糖尿病患者の9割を占め、食べ過ぎや運動不足などの生活習慣と遺伝の両方が原因となる。 今回の比較解析では、東アジアと欧米の患者に共通する別の関連遺伝子も見つかり、日本人患者では過去の発見分を含め、計13個の遺伝子が関与していることが分かった。 研究成果は糖尿病の予防や新薬開発に役立つと期待される。 2型糖尿病とは? 「糖尿病」と診断される人の95%が2型糖尿病です。 過食、肥満、運動不足、遺伝、飲酒、喫煙、ストレスなど、複数の要因によって、膵β細胞が疲弊したり筋や肝での糖利用が低下します。 そうすると、インスリンの生理的分泌や効果が不足し、その結果、血中のブドウ糖が過剰になり、尿中に糖分が排泄されます。 すなわち、血液中の糖質の量が多すぎて常用量のインスリンでは 処理しきれなくなる訳です。 血糖値が長年高く続けば、壊疽(えそ)、失明、腎不全に対して人工腎臓、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、認知症、歯周病を合併します。 1型糖尿病とは? インスリンが作られているのは、胃の裏側にあるすい臓です。 ここに、「ランゲルハンス島」という組織が小さな島々のように点在していて、このランゲルハンス島の中の「β細胞」が、インスリンを作っては貯蔵し、必要があれば分泌する役目を果たしています。 1型糖尿病は、小児期に起こることが多いため小児糖尿病とも呼ばれます。 1型糖尿病にかかるとインスリンの分泌ができなくなりますが、これは、血液中の「リンパ球」がβ細胞を破壊するためです。 リンパ球はふつう、体の害となる細菌などが進入した場合に、これを取り囲み、攻撃します。 しかしこの場合、誤って自分自身の細胞を標的にし破壊してしまいます。 1型糖尿病では、脳死膵臓移植や膵島移植を受けるか、血糖測定をしながら、生涯にわたって毎日数回のインスリン自己注射、またはポンプによる注射を続ける以外に治療法はなく、糖尿病患者のほとんどを占める2型糖尿病とは原因も治療の考え方も異なります。 治療 普通、私たちが気をつけるのは2型糖尿病ですが、なってしまうと食事療法・運動療法などを良く耳にします。 しかし、大変な日常生活での節制・規制があり、合併症などを考えると糖尿病にならないことが一番良いわけです。 しっかり気をつけたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 30, 2011 01:51:38 PM
コメント(0) | コメントを書く |