|
テーマ:今日のこと★☆(106261)
カテゴリ:時事に思うこと
節分の豆まき
昨日は節分でした。 昭和11年生まれの来院者と節分の恵方巻きの話をしました。 「私の子供の頃は食べてたよ」 当時、大阪難波(みなみ)の道頓堀・宗右衛門町で商売をしていたそう、ホントの大阪商人。 節分には、お母さんが巻き寿司をつくってくれ、恵方を向いて食べていたそうです。 戦後は、食糧難で巻き寿司なんかは夢の夢だったそうです。 北海道出身の来院者と「まく豆」についての話になり、「私は落花生をまくのが当たり前と思っていた」と言っておられました。 えぇ・・・大豆じゃないの? 確かに、テレビのニュースで有名人がまいている様子が流れますが、落花生をまいている光景が放送されていました。 何か違和感があったのはそれでした。 節分 節分(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、季節を分けるという意味があります。 江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多くなり、今では節分と言えば2月となっています。 季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、その邪気を追い払うための悪霊ばらい行事の一つが豆まきになります。 豆まき 豆をまく人は、元来は家長である父親、あるいは年男が豆をまくため、子供の頃は父親が早く帰ってこないか待ち遠しく待ったものでした。 また、まいた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べましたね。 子供の頃は「何でもっと食べたいのに!」、と思っていました。 自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないとも言われているそうです。 豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることで、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味らしいのですが、この行事も元は、室町時代に行われていた「桃の枝」への信仰にかわって、炒った豆で鬼を追い払う行事に変わってきたようです。 まく豆は、お祓いを行った炒った大豆 (炒り豆) ですが、北海道・東北・北陸・南九州では 落花生をまくようです。 「大豆よりも回収し易く、殻ごと撒くため地面に落ちても食べられる、等の利点がある」と言われると納得です。 しかし、いつから落花生をまいていたのでしょう。 「鬼は外、福は内」 豆をまくとき「鬼は外、福は内」と言ってまきますが、これも、地域や神社によってバリエーションがあるそうです。 鬼を祭神または神の使いとしている神社、また方除けの神社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」とされてるそうです。 堺市に方除けの神社として有名な、「方違神社」があり節分には結構賑わうのですが、そこの豆まきは何と言っているのでしょう? 家庭での豆まきで、「鬼」の付く姓(「鬼塚」、「鬼頭」さんなど)や、鬼が付く地名の地域では「鬼は内」と言うそうで、炒った豆を神棚に供えてから撒く地方もあるそうです。 昨晩は、近所の幼稚園生がいるお宅から、「鬼は外、福は内」の声が聞こえていました。 我が家では子供も大きくなり、そんなかわいい行事とは、ずいぶんご無沙汰です。 全国のアンケートでも「豆まきをした」と言う方は年々減って、「恵方巻きを食べた」という方は年々増加だそうです。 節分の風習にも変化が出てきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事に思うこと] カテゴリの最新記事
|