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カテゴリ:症例
70代の女性です。
5年前に尻餅をついてからの腰痛で、整形外科では椎間板ヘルニアという診断だった。 それから数年たち、ある治療院の先生がその症状を聞きつけ、頼んでもないのに治療に来たらしいのです。 その先生は親戚なので、仕方なく治療を受けたところ悪化したため、もう来ないで欲しいと言ったが、また来たので居留守を使って難を逃れたということです。 そんな経過があって来院しました。 ●症状 体操できないくらい腰が痛い。朝起きると足を伸ばせない。立ち座りのとき膝が痛い。仰向けから起きる時腰がいたい。 ●検査 腰部に圧痛があり、腰が前傾していました。筋肉も過緊張を起こしていました。 ●治療第1回目 11円療法とスパイラルテープを併用してみると、うつ伏せから起き上がるときが楽になりました。 歩くときも楽になりました。 ●治療第2回目 軽く揺らしながら背部の筋肉を解していき、11円療法を併用しました。 ●治療第3回目 腰椎4~5番目あたりに重苦しさが残るため、11円療法とオイルマッサージを併用しました。 ●治療第4回目 やっと4回目にして、すべての症状が楽になり、あとは様子を見ながら自己判断で通院していただくことにして終了しました。 この患者さんはドーゼ(刺激量)が過剰だったことによるミスの被害者でもあったようです。 そして、このようなケースは後を絶たないようです。当院に新患でいらっしゃる方の中にも「整体は痛い」という先入観を持って、戦々恐々とされている方が多くいます。 しかも、求めもしないのに医療の押し売りも厳に慎まなくてはならないと思います。当然治療効果にも好影響を与えませんから。 やはり、治療はなるべく「刺激を少なく、恐怖と痛みを与えずに」がベストと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.27 11:15:16
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