カテゴリ:言葉の話
注意される、ということ
最近、いろいろな方にしかられたり、注意されたりすることが、多くなりました。 自分が原因で言われているにもかかわらず、 「うるさいなぁ」 「分かってるよ」 と、イラついてしまうこともしばしばです。 これではイカンですよね。反省しきりです。 そんな僕が人のことなど言えないのですが、 「人のふり見て、我がふり直せ」ということで……。 以前、とある選挙で、立候補者の応援演説をされた議員さん(結構有名な方)がいらっしゃいました。 普通、応援って、立候補者の良いところや、地元にどれだけメリットがあるか、を話すと思うんですが、 何故か自分の党の問題や、立候補者とはちょっとズレた話、 最後に「○○さんをお願いします」と言っただけで、到底応援とは言えない演説でした。 聞いた人たちは、やはり「???」だったようで、近くにいたおばさんが一言。 『あんな演説をして、誰も注意しないのかねぇ?』 おそらく、有名になり、地位が上がってしまうと、誰も指摘しないんでしょうね。 あるいは、見た目は穏やかですが、裏では感情の起伏が激しくて、 誰も何も言えないのかもしれません。 そして、おばさんはもう一言付け加えました。 『注意されないなんて、可愛そうだねぇ……』 また、僕のバイト先には、社長さんやお医者さん、ちょっとした有名人など、 そういったステータスの方が時々ですが、いらっしゃいます。 ほとんどは、しっかりした方なんですが、 たまに「?????」な方もおられるんですよね。 それも酔った勢いではなく、 あいさつとか、態度とか、“誰でも出来るレベル”の部分で、です。 こっちの不手際だったり、そのときの気分だったり、いろいろ原因は、あるんでしょうけど、 そんな礼儀作法を誰も指摘しないのかな~?と思ったりします。 「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」 という言葉があります。 これは「質問をする」ことを言っているのですが、 もう一つ「人の助言、お叱りを聞く」、という意味もあるのかもしれません。 叱られるのは、気持ちの良いことではありません。 でも、叱られて、そこで直せば、その場で終わり、 直さなかったら、(先の議員さんのように)一生恥をかくことになります。 他人の助言は素直に受け止め、自分なりに咀嚼することが大事だと、最近つくづく思います。 ※言うことを“鵜呑み”ではなく、“咀嚼”が大事、ってことや、 言うほうも、叱るのと怒るのは違う、なんてこともあるでしょうが、 ま、そこはそれ。別の講釈で語りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月12日 15時21分30秒
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