000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シンガポールでサバイバル

シンガポールでサバイバル

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Category

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

Favorite Blog

たくたくコラム Blo… TakuTaku.comさん
ら☆し☆く めぐりん810さん
GO GO ASIA本舗 パラダイス1111さん
Lalupate日記 ラルパテさん
アマ嫁のとんちき日記 アマ嫁さん

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:はじめまして(09/23) cialis 10 mg reviewsviagra cialis or le…
http://cialisees.com/@ Re:はじめまして(09/23) sp cialis cdaocialis tongue swellingcia…
Kishi@ Re:三十路女子@シンガポール 新しいチャプター編(02/02) 読ませて頂いてます、 タフな女性と感じま…
槙島由香里@ こんにちわ! こんにちは!皆さん、済州島にどんなイメ…
くろねこ@ Re:閉めにやってきました(07/30) お久しぶりです! ご無沙汰していました…

Rakuten Card

Profile

ゆえじ

ゆえじ

2008.01.24
XML
テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:戦う

前回までのあらすじ 

 

大きな決断をし、もと来た道を、駆け出すワタクシ。

その頭には、「恋する惑星」のテーマソング。

気分は完全にフェイウォン!

本日完結する、お家探しの旅!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 

駆け出した私。

 

 

ぜいぜいしながら、そのHDBの入り口にたどり着く。

 

 

 

カバンからエビアンのボトルを取り出し、水をぐいっと飲み干す。

 

カバンに、小切手が入っていることを確認。

 

 

 

息が落ち着いたところで

 

 

 

私は電話を取り出す。

 

 

 

「もしもし、オーナーさんですか?やっぱりお金、払えないので、

出て行きます。私には2900ドルは無理です」

 

 

現在住むコンドのオーナーに電話をする。

 

 

 

 

よし。これで、後には戻れない。

 

 

 

もう、あのコンドにはいられないんだから。

 

 

自分をがけっぷちに追い込む。

 

 

 

階段を上ろうとしたそのとき。

 

 

 

アジアの某国に派遣された三十路男子より、TEL。

 

彼は、私が住居でずっと悩んでいるのを、辛抱強く聞いてくれていた。

 

シンガポールに住んでいたわけだし、相場もよく分かっている。

 

 

 

ワタクシ「もしもし。うん。決めたよ。2000ドルでHDBに住むことにした。今、契約するところ」

 

 

三十路男子「はあああああ????お前、頭おかしくなったんじゃねぇ?HDBで2000ドルってなんだよ?」

ワタクシ「だって、もうどこもないんだよ!ここで決めるしかないんだよ!そうしなきゃ、あたし、路頭に迷っちゃうよ!」

三十路男子「おまえ、よく考えろよ!そんなのクレイジーだぞ!落ち着け。お前は不安から間違った選択をしようとしてる!」

ワタクシ「あんたは今シンガポールに住んでないから、分からないんだよ!」

三十路男子「この市場、絶対おかしいぞ。アメリカはリセッションに入ったんだ!絶対シンガポールも落ちるぞ!」

ワタクシ「もういいの!コンドのオーナーにも、もう出るっていっちゃったの!」

三十路男子「。。。」

 

彼が絶句しています。

半泣きの私。

 

三十路男子「・・・・そこは、きれいなのか?」

ワタクシ「エアコンない」

三十路男子「は??????????」

ワタクシ「でも、オーナーがつけてくれるっていってる!」

三十路男子「おめぇ馬鹿か?エアコンないような物件に、お前が住めるかよ!どうせ、きたねぇんだろ!」

ワタクシ「でも、『恋する惑星』みたいなんだもん!いいんだよ!汚くたって!」

 

そのとき、ふと私は足元の芝生に、何かが落ちているのを目にします。

 

 

干物?

 

 

 

それは、干物でした。

 

 

何の?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねずみの。

 

 

 

 

 

 

 

ワタクシ「ぎゃ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああ★■○〒~~~~!」

 

三十路男子「ど、ど、どうしたんだ!!!!!!!」

 

 

ワタクシ「ね、ねずみの、、、、、ひ、ひもの~~~~~!!!!!いやああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

 

三十路男子「お前!ミッキーマウス見るだけで怒るほどのねずみ嫌いなのに、そんなところに住むのか!!!!」

 

 

ワタクシ「もういい!!!!!」

 

 

 

がちゃん!

 

 

 

 

ワタクシ、やもさんとミッキーが、世界で一番嫌いなのです。

 

あまりに気が動転したために、電話を切ってしまいます。

 

 

そして、一気にその場から逃げ出すかのように、階段を駆け上がります。

 

 

その物件では、前歯がかけたおばはんと、エージェントが待っています。

 

エージェント「小切手は持ってきた?」

 

ワタクシ「ぜぇぜぇ。も、もって来た。」

 

エージェント「じゃあ、早速始めましょう」

 

すると電話がぶるぶるします。

 

また三十路男子です。

 

ワタクシ「ちょっと。もう今からサインしなきゃいけないんだよ。あとにして」

 

 

三十路男子「エージェントに替われ」

 

ワタクシ「は?」

 

 

 

三十路男子「いいからかわれ!」

 

 

 

 

あまりの剣幕に、しぶしぶエージェントに電話を差し出します。

 

ワタクシ「My friend needs to talk to you」

 

エージェント「OK」

 

 

 

その電話口から、彼の声が漏れてきます。

 

 

 

 

三十路男子「Nice to meet you,I am her husband」

 

 

 

ワタクシ「ん???」

 

 

 

 

は、ハズバンド~~~~????????

 

 

 

 

 

第二のプロポーズ???

 

 

 

三十路男子「おれぁ、彼女のはずバンドだ!今は海外勤務だけど、そのうち帰ってくる!

その物件、高すぎる!2000ドルなんて、おれはださねぇからな!」

 

エージェントから、私は電話をひったくって 

ワタクシ「ちょっと!あんたなにいってんのよ!ハズバンドってなによ~~~!」

 

三十路男子「うるせぇ!今そんなこと言い争ってる場合じゃねぇだろ!エージェント出せ!」

 

 

ワタクシ「ちょっと、あんたなに言ってんのよ!一緒に住むってなによ!聞いてない!」

 

 

 

三十路男子「うるせぇ!エージェントに替われ!!!!!!」

 

 

三十路男子は、こんこんとエージェントに何か言っています。

エージェントは黙ってそれを聞いています。

 

 

電話を切った後、エージェントが前歯がかけたおばはんに何かを耳打ちします。

 

 

 

すると、前歯が欠けたおばはんが、別室に消えます。

 

しばらくして彼女が出てきてこういいました。

 

 

前歯のかけたおばはん「ミス。あなたのハズバンドのいうように、もう少し

値下げさせてもらうわ。1800ドルでどう?」

 

 

 

 

三十路男子よ、なにを言ったのだ?

 

 

 

 

そのころ、一通のSMSが携帯に届きます。

 

 

 

コンドのオーナーからです。

 

 

 

「Ms.あなたへの尊敬と同情をこめて、2600にいたしましょう。あなたは私の物件をこの2年間、とても大切に使ってくれたから。お返事ください」

 

 

HDBの歯が欠けたおばはんオーナーは、2000ドルを1800ドルに値下げ。

 

コンドのオーナーは2900ドルを2600ドルに値下げ。

 

 

こ、これが値引き交渉なのか?

 

こ、これが心理バトルなのか????

 

 

さまざまな人間の計算が飛び交います。

 

 

 

壮大なスペクタクル!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、テーブルの上の甘ったるいお茶を飲み干します。

 

 

ワタクシ「・・・ハズバンドがまだ同意してませんので、やはり今は返事できないです。

すみません。時間を無駄にしてしまって」

 

自らハズバンド、とか言って(w)

 

 

何度も謝りながら、私はその場を後にしたのでした。

 

 

私の心は、このとき、はっきりと、私がすべき行動が、分かっていました。

 

 

次回、 

 三十路女子@シンガポール 住居探し完結編(後編)

 

ですべてが明らかになります。

 

 

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.01.24 21:07:11
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X