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カテゴリ:世界漫歩
2006年8月2日(水) ゴルナーグラート(3090m)から、一駅下のローテンボーデン(2815m)に降りる。 モンテローザから遠くなり、マッターホルンには近づいた。 山を仰ぐ角度が増し、雲の薄いヴェールをすかしてのマッターホルンは、ますます神秘さを加えている。 1865年ウィンパーは、人類未登頂のマッターホルン初登頂に成功した。 しかし、輝かしいマッターホルン初登頂の成果の帰りに、悲劇が待っていた。 同行7人中4人が、山から転落して死んだのだ。 原因は、まず一人が転び、ザイルでつないでいた4人が、それに引きこまれたことである。 最初に前から二人目が転んで、一番先の人を突き飛ばし、この二人の落下衝撃を三人目が一人で受けることになって、三人目も転落し始める。 三人目と四人目の間のザイルに、あってはいけない弛みがあったのだった。 四人目は、その弛みのために、大きなショックを受けて持ちこたえられず、やはり転落を始めることになる。 それでもまだ三人が残っているので、しっかり踏ん張れば持ちこたえただろう。 そこで、問題が起こった。 四人目と五人目を結んでいるザイルが、切れてしまったのだ。 このザイルは、現在もツェルマット山岳博物館に、破断箇所をそのままにして、飾られている。 この写真は、「ソフィさんの旅行記」 http://4travel.jp/traveler/katase/ に出しております。 上記アドレスをクリックすれば、見ることが出来ます。 スイス写真集の7月28日「チューリッヒまで」、7月30日「氷河特急」、8月1日「カンデルシュテークまで」の記事は、「片瀬貴文さんの旅行記」 http://4travel.jp/traveler/takafumi/ をご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 24, 2006 04:26:47 AM
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