若狭湾周遊の旅(ハピラインふくい)
●若狭湾周遊の旅(ハピラインふくい)敦賀から北陸本線に乗って若狭湾周遊の旅の続きです。●ハピラインふくいこの春から第三セクターとして誕生した「ハピラインふくい」に乗るため全線フリーきっぷ(1,500円)を買おうと案内所に入ったが、使えるのは土休日のみとのことで残念!しかたなく券売機で買うことになるのだが2駅で380円とは少し高い運賃だ。何度か乗り降りするのでフリーきっぷのほうが安くなるのだが。この路線は、元北陸本線の大聖寺~敦賀間84.3㎞を北陸新幹線の並行在来線として線路や土地、車両(16編成32両)など70億円で譲渡され第三セクターになったばかりだ。開業時に採用された社員100名とJR西日本から10年間の出向として170名、福井県からの派遣職員など10名が在籍している。これにより、「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」の各第三セクター鉄道が旅客列車を走らせている。車両はJR西日本から譲渡された521系2両編成で、ハピラインらしくピンク色のラッピングが車体や駅名票になっている。敦賀までは新幹線で、ここから京都・大阪、名古屋方面には特急列車が多数運転されている。新幹線の駅は都会並み。車内はワンマン仕様で、転換クロスシートとトイレも付いている。時間帯によりイスとして利用できる。寒冷地のためドアの開け閉めは乗客が行う。時々都会から来た乗客は知らないので、ドアが開くまで前で立っている光景が見られる。米原からの距離。最近までは「サンダーバード」や「しらさぎ」がたくさん走っていたドル箱的な路線だったが、今は普通列車が1時間に1本~2本になっている。敦賀を出ると直流と交流が分かれる「デッドセクション」を通過し、ここから送電は交流区間となる。そのため車両も交直両用車となっている。すぐに13k870mと最長の「北陸トンネル」に入った。1972年この北陸トンネル内で「急行きたぐに」の食堂車から出火し30名が犠牲になる列車火災があった。この区間があるため駅間が長く運賃も高くなっているのだ。雪国らしくホームの除雪機と降雪量が分かるメジャーが付いている。線路付近には除雪した雪を流す側溝が必ず備えられている。昔の客車時代の低いホームが見える。必要以上に長いホームになってしまった。さすが北陸本線だったこともあり揺れもなく速度も早い。途中変わったデザインの大きな建物が見えた。コンサートなど行う「サンドーム福井」でサザンオールスターズも公演した。続く、、、、