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若者を見殺しにする国 筆者は「『丸山眞男』をひっぱたきたい----31歳、フリーター。希望は、戦争。」という衝撃的な論考が話題を呼んだ赤木智弘。 彼は同世代のフリーターということで注目していました。 衝撃的なタイトルに比べて内容は共感できる部分も多かったです。 (私が戦争を望んでいるかといえば確実にNOなのですが。それでも。) 私たちの世代は新卒市場は超氷河期。 結果、いわゆるフリーターが多く発生しました。 問題なのは日本の労使が新卒採用を凍結し、中高年の既得権を守ったこと。 時代が移って、景気が良くなっても企業はフリーターを採用しようとはしませんでした。 彼らはタイミングが悪かったというだけで、未だに再チャレンジの機会さえ与えていません。 解雇要件が厳しすぎる日本においては、卒業のタイミングだけで格差が固定されてしまいます。 「平和が格差の固定を補完しているくらいなら戦争の方がまし」というのが赤木氏の主張です。 戦争で死ぬか生きるかは全員参加のロシアンルーレットのように平等だからです。 「格差が固定される平和」よりも「ある意味平等な戦争」に魅力を感じる若者。 とても考えさせられる一冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
丁度、私も同じような本を読んでいました。マンガですけど。「若者奴隷」時代。世代間に格差があることを、私は前からずっと感じていましたが、このような本がやっと出てきたかと感じています。老人は「弱いもの」と普通周りの人はそう思っていますよね。私はそれに違和感を覚えていました。資産の殆どは老人が握っていて、若者には回ってきていない日本の現状は「戦争」も一つの考えかもしれませんが、「経済破綻」も良いのではないかと思いますね。
(2010.03.27 20:26:17)
ねんこんさん
お久しぶりです。 「格差社会の本質が何なのか」と考えた時にやはり一番のファクターは世代間格差だろうと思います。 年金制度や終身雇用等の制度がこれを助長しています。モノであふれていても若者が希望が持てない社会って何かおかしいと思いますね。 (2010.03.28 08:45:46)
就職氷河期世代の発生原因の1つに企業の「定年延長」があると聞いたことがあります。就職氷河世代の就職する数年前に定年が55歳から60歳に延びたのです。このことが原因で、55歳定年で大量退職する親世代(団塊世代?)の代わりに採用される子供世代の採用が大幅に抑制されたわけです。(氷河期の親世代の雇用は、5年延長されたのですが、その子世代は大きな不利益を受けてしまった訳です。)一方氷河期世代より5歳ほど下の世代は、団塊世代が大量退職する頃にあたったため比較的優位に就職できたようですが・・・。
(2010.03.29 22:45:53)
きよしさん
定年延長、再雇用の影響は大きいでしょうね。 いまや65歳まで働く人たちが多いでしょうから、これあ世代交代が進まない大きな原因と思います。 私は解雇要件を緩和して人材の流動化を図らない限りは世代間格差は無くならないと考えています。 (2010.03.31 20:27:18) |
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