特定秘密保護法案成立について思う
金曜日に特定秘密保護法案が成立しましたね。私はこの法案は今後の米軍との強調路線を取るために必須の法律だとは思いますが、成立させるには拙速すぎたと思います。散々言われていますが、この法律の問題点は拡大解釈が可能なところにあります。阿部首相は秘密が妥当かを審査する第三者機関を置くとありますが、法律上置かなければならない必要はありませんし、作った後に解散してしまっても問題ないわけです。勿論第三者機関を解散するとなれば反対は起こるでしょうが、今回のように数で押し切れば可能です。法律を運用するのは人間です。人間は完璧ではないですし、善人ばかりでもありません。法律を作る人間はそのことを踏まえ、悪用できないように枷を付けておかねばなりません。今回はそれが盛り込まれる前に法律が通ってしまったのが残念です。通ってしまった以上今後の特定秘密保護法案が改正されることはしばらくないでしょう。これからできることは第三者機関の運用をしっかりしているかを監視することくらいでしょう。とはいっても日本の政治家は公約にないことを平然とやるのでムダかもしれませんが。