世界を斬る！

長野県短期大学の４年制化に伴い、阿部守一知事というか、阿部知事が、
松本大学の住吉学長に説明しに行ったそうだ。

その際に、学長は、
長野県が民間大学を圧迫するという、官業民圧だし、

今までは、管理栄養学科は、長野県では、松本大学にしかなかったのに、
長野県立大学でやられたら、生徒を奪われる。
松本大学が長年、長野県のために、頑張ってきたのに、
おいしいところを全部持って行かれるとか、
意味不明の文句をたれていたそうだ。

でも、それって、誰が見てもいかしいよね？
松本大学さんは、わかっているのだろうか？

おかしなところ1
なぜに松本大学の学長が、私立大学の経営を圧迫するなと？
大学の学長といえば、学校法人の理事長とは違い、
経営ではなく、アカデミーの優劣をかんがえるところである。
そういう機関である。

それが、松本大学にしかない、管理栄養学科を、
長野県立大学に設置すると、生徒を根こそぎ持って行かれるって、
高等教育機関の長がいうこと？

運営する学校法人の理事長が言うならまだしも。
公的存在の学長が、そのようなことをいうとは？

学長は、長野県のすべての学生のことを考えてください。
中学生、高校生の子供たちにとって、
管理栄養課が、松本市の松本大学にしかない状況と、
長野市の県立大学にもある場合と、どっちが選択肢が広がるんですか？

松本大学の学長は、まずは、子供たちのことを考えなさい。
学長だろ。
未来ある、子供たちのために、
こどもの選択肢を増やすために、もう１つや２つの同じ学科の設立を認めなさい。

はっきり言って、今回の騒動で、松本大学というか、
名門である、松商学園の評価が下がっちゃったよ。
だって、高校生の進路の選択肢よりも、
松本大学の経営や金回りを重視したんだから。

高校生から見て、どう思う？
高校生の進路の多角化を目指した阿部知事と、
松商学園の金回りを優先した、松本大学の学長と、
どっちを選ぶの？

そんな、学生よりも、経営状態を気にしている人を選びますか？
学生より、お金を気にする人が学長している大学に行きますか？

おれは、そんな大学に行かないよ。
なぜに、そんなことをしてしまったのか、本当に不思議だけど、
この件で、生徒より金！生徒を大事にしない松本大学というイメージが付いたから、
もう私の一族の選択肢からは、松本大学が永遠に消えちゃった。
なんでだろう？

そもそも長野県有数の私立学園である、松商学園が、
たかだか、１００名も募集しないような、長野県立大学の管理栄養課くらいで、
ざわめく方がおかしい。

戦前からある、長野県屈指で、日本有数の名門私立なのに、
何をざわめいているんだ。
あほか。

どーんと構えていれば、よかったのに、
今回の件で、今回の学長の発言で、急降下。
生徒よりも、金の大学だから、もうどうしようもないよ。
高校生の選択肢が増えることよりも、自分のことを優先するんだから。

そもそも、名門私立なのに、たかだか、３０人ていど、なんで集められないのか？
これは、怠慢ある。
松商学園の生徒から、引っ張れないのか?
それは、学校の怠慢でしょう。
松本商業から続く、高校生に対し、
松本大学の魅力を作れなかった、アピールできなかった。
学校の怠慢でしょう。
まあ、そこは、議論も分かれるので、深くは触れないが。

高校生にとって、選択肢が広がるのは、非常に都合がよいのだ。
塩尻市の高校生がいたとして、

松本で大学行くか、長野で行くか、東京に行くか、これは夢と希望を与える。
それが、松本か東京かしかないなら、非常にさびしい状況だ。

長野県は、私立大学があまり発展しなかった。
だから、松本大学や本州大学が急ピッチで、大学を創り、発展させたことは、
非常にほめるべきことである。
それは、確かにそうだ。
頑張ってきた。
それは自負して良い。

だけど、
高校生の夢を、夢の選択肢をうばっておいて、夢のいぶきを摘んでおいて、
それはないだろう。

私の高校生時代は、そもそも、長野県に行きたい大学が１つもなくて、
やむなく、東京の私立大学に行ったけど、選択肢が長野県にあればと、今でも思う。

松本大学は、学費の安い県立大学に管理栄養課ができたら大変だと、のたまうけど、
いくら安かろうと、国立大に行こうとしない、私立大学を望まない人間もいるものさ。

私の場合は、当時、学問の方向的には、信州大学に行ってもよかったのだけど、
国立大学だから敬遠し、結局、明治大学に進学したわけだか、
信州大学は、公立大学なので、最初から選択肢になかったわけだ。

松本大学は、住吉学長は、そこまで、自分の大学を卑下する必要はない。
もっと、どうどうとしていれば、
自分の子供は、松本大学の観光課でもよいかと思っていたが、
学長が、あの体たらくで、
長野県全体の学力の向上の足を引っ張るというのなら、
もはや、選択肢には、上がらないだろう。

なぜに、松本大学は、利己主義に走ったのか？
他人の足を引っ張るという下種な行為に出たのか。

松本にも、長野市にも管理栄養課があれば、長野市の生徒は、
長野県に残ったのに、県立大学がないので、東京に出るかもしれない。
長野や飯山の高校生にの場合、わざわざ松本に出て、松本大学に通うくらいなら、
東京に出ても同じだと、最初から松本大学を候補から外し、
東京にいくかもしれない。

もしかすると、その友達は、本当は、友人と同じ長野県にとどまろうと、
信州大学とか長野大学に進学するつもりが、
大の仲良し友人が、東京に進学すると聞き、
あわてて、松本大学から東京の大学へと進路変更してしまうかもしれない。

そのように、いがいと相乗効果で、松本大学は、
自分たちの価値を下げつつあるのだ。

今からでも遅くない。
県立大学の足を引っ張るのではなく、
一緒にカリキュラムとか統一化したり、相互交流したりして、
長野県の栄養系統を盛り上げていかなければいけないと思う。

今なら、まだ遅くないよ。