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環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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Oct 27, 2005
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カテゴリ:経営日記
前回の「費用と投資」の話が分かりにくいという声があったので,若干補足.「目の前の売上」を上げるためにどうしても必要な経費が「費用」である.商品を発送するための運賃とか,営業活動のための交通費とか,電話代などもこの種の経費に入るだろう.こういった経費は会社にとっては「必要悪」だから,少なければ少ないほど良い.これが最小にまで削減されているのがローコスト・オペレーションである.同じ売上,同じ粗利率なら,経費削減が収益拡大の唯一の方策となるし,勿論伸びている会社でも経費は削減したほうが良いに決まっている.

これが「投資」になると話はややこしい.投資は「将来の売上」を上げるための経費であって,しかも何倍にもなって帰ってくる目論見を含む.問題は,勿論どれくらいの将来かということと,帰ってくるとして何倍になって帰ってくるのかという計算である.「投資,投資」といいながら,甘い計算をして結局は投入した金額も戻ってこなかったり,また逆にまったく投資をしないことには「目の前の売上」は経費を使うことであがっても,3年後,5年後のための収益の種をまいていなければ,その会社は衰退していくだろう.

こう考えてみると経営者には,短い時間軸と長い時間軸の両方を持ってないといけないことが分かる.長期のグランドデザインを持っていながら,目の前の収益も確保していく.どちらも欠けては短期的長期的に会社を伸ばしてはいけない.

当社で言えば,種はどんどんまいてきている.そして短期的な収益も十分とはいえないまでも,まあそこそこ単に生き残るには大丈夫と思われる.問題はこれでやっと成長の土俵に上がっただけで,次のステージで問われるのはグランドデザインの実効性であろう.短期的収益を犠牲にすることなく,グランドデザインのための投資をこれからも続けていかないと思う.





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Last updated  Oct 27, 2005 02:58:43 PM
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