カテゴリ:経営日記
企業経営で一番難しいのは,「市場の土俵に上るまで」だと思う.特に創業間もない企業は,信用はないしお金はないし,人材も自分だけ,社員を雇えば売上がなくても給料を払わないといけないし...と,非常に困難だらけだ.ゼロから企業らしい形を整えて,今日明日のお金のことを心配しないで良いようになるまでが本当に大変だ.
小規模でも売上が出来,業務が回っていくようになると大分余裕が出てくる.「土俵」に上ってしまえば,能力と熱意でライバルにも増して成長していくことは実はそれ程難しくないと思う.正しい戦略,顧客も求めているもの,将来への投資などをやり,人材を少しずつ揃えていてというプロセスは,結構論理的な帰結であるから,能力のある経営者にとってはそこそこ出来るんじゃないかと思う. 僕自身も二代目経営者で,初期ステージの難しいところは総て親の世代でクリアしてもらっていた.確かに僕の時代になって主力部門の売上は倍くらいになり,利益もそこそこ出るようになったのだけど,本当に難しいなあという壁にはまだ当たっていない.別に奇抜な案を考えなくても,しかるべき会社の内外で言われている声に耳を傾けていくと,自然に会社は良くなっていったということだけだ.初期ステージに比べれば,全然難易度は高くないと思う. 多分これから第二,第三の事業を立ち上げていく際に「創業の困難」にぶち当たるのだろう.第一の事業がうまく言っているうちに,その苦労をしていかねば,今後の成長はない.親の世代を超えていくには,どうしても必要なプロセスだ.さて,新しい創業に挑戦していきたいと思う. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 24, 2006 02:12:28 PM
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