カテゴリ:経営日記
今日,村上ファンドの村上代表が逮捕された.またかって感じだけど,注目される経済人(経済人とも言えないが)がこうやって最後は落ちぶれていく.世の中の人もそれを待っている感もある. 経済人の多くは勿論,長年努力して,誰からも注目されることなく結構真面目に人生を送っていると思うのだが,一体何のために働くのかという疑問は残る.村上代表は,何千億円の他人の金を扱って,短期間に運用成績を上げていかねばならないプレッシャーの下に仕事をしていた.投資手法がかなり敵対的だったから相当目立ったけれど,一般の経営者が会社を成長させていかねばならない宿命も,それに似たプレッシャーがある.大体会社は成長するか,衰退するかのどちらかで,「常にまあまあで安定している」ってことは絶対無い.そう,上がるか下がるかなのである.上がるか下がるかだから,経営者は常に勿論上がっていくべき宿命があるのだ. また「何のためにそんなにプレッシャーに耐えるのか」という疑問が出てくる.それに対して僕は単純に,「世の中を良くするため」と考えることにしている.会社を創造的に伸ばしていくことが,世の中のため社員のため自分の家族のため,そして自分のためと,「何かのためにがんばる」ということは大切だと思う.それがないと,「プロの経済人がお金を儲けて何が悪い」と開き直ることになってしまう. こういうことって,いつも考えることですね.「誰かのためにがんばる」って忘れがちだけど,最終的には社会のためにならないと,会社は続かないって本当ですよね. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 6, 2006 01:04:04 AM
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