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環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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May 25, 2007
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カテゴリ:経営日記

僕は結構,食べるのが速い.よく噛んでゆっくり食べるのが消化にも健康にも良いのは分かっているのだけど,結果として人より少しだけ速く食べていると思う.

但し僕が速いのは,噛んで呑み込むスピードではないと思う.呑み込んでから次に食べ物を口に運ぶ間合いが短いのだ.結果的に口はずっと動かしたままで,常に間断なく食べ物が供給されている状態であるということだ.

同様に僕は歩くのも速い.しかし本当に人より速いのは,複雑な地下道を歩いたり,人ごみの歩く時だ.これも食べるのと同様,曲がってからの加速や段差を越えていく時などの身のこなしが速いのだと思う.

今日,新幹線で雑誌を見ていたら,「加工時間」と「停滞時間」の話が載っていた.効率性を誇るトヨタ自動車でも,その比率は1対300にしかならないそうだ.「加工時間」とはプレス機ならガシャンと実際にプレスしている時間(=瞬間),ハンダ付けならジーっと実際にハンダしている時間のことである.それ以外の段取りの時間などは全て「停滞時間」に入る.つまりトヨタでも殆どの時間は「待ち」や「準備」・「段取り」の時間だということだ.

当社の営業活動でも,一日営業活動をしたと言っても,実際に面談して顧客と話をしているのは一日2時間くらいだろう.その中でも顧客にとって意味があり,当社にとっても利益を生み出しているのは半分ってところだ.つまり一日1時間の「加工時間」である.社員30人で営業が10人として,一日延べ300時間のうち10時間しか商談をしていないとすれば,290時間は移動や書類作り,営業事務,作業,それに経営活動に費やしていることになる.つまり「加工時間」と「停滞時間」の比率は1対29である.

つまり,物事の速さや効率性を決めるのは,処理そのもののスピードではなく,殆どが「それをしていない時間(=停滞時間)の割合」によって決まる.間断なく口に食べ物を運ぶのは消化に悪いかも知れないが,間断なく商談・提案する工夫は,経営の効率性を高めてくれる.

今週は,まあそんなことを考えながらの東京出張でした.






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Last updated  May 25, 2007 09:10:06 AM
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