カテゴリ:経営日記
司法試験受験者では知らない人がいない人である伊藤真氏が書いた「続ける力」を読んでいる.「すべての成功は『続ける力』から生まれる.そして『続ける力』はだれもが持っている」というのがこの本の彼の主張だ. 会社の経営で一番難しいのは,何かを発明したり画期的な成功をおさめることでもない.一時的に業績を上げたり,たまたま時流に乗ったりするのは,確率的に運が良ければあることなのかも知れない.しかし長年に渡り会社を存続させ,利益を上げ続け,社会に貢献しながら社員の生活を向上させ続けることが一番難しいことだと思う. 会社を続けるには,経営者はもちろん,そこにいる社員が「当り前の地味なこと」をずっと続けられるかにかかっていると思う.経営者は経営のことをずっと何十年も考え続け,社員は日々の業務を如何に効率的かつ効果的にやれるかを考える. ずっとずっと考え実践し続けることが一番難しい.「退屈で単純なこと」を続けることが一番難しいのだけど,次のステージに行くためにはそれを必ず通らなければならない.そして次のステージに到達しても,また違った「退屈で単純なこと」が待っているのだ. 一時的に楽しいことだけを求めていては大成しないし,かと言って,一時的にも楽しくないことばかりだとモチベーションが下がってしまうこともある.だから「退屈で単純なこと」に如何に意味を持たせるか,地味なことがすごいことにどうつながっているかを伝えるのが,経営者の役目かもしれない. また明日から月曜日,地味な仕事が待っている.でも一歩ずつ進んでいこうと思っています.
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