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環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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Jan 27, 2013
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カテゴリ:カテゴリ未分類
この週末、日本続けて映画を観て学んだことがあった。観た映画は「レ・ミゼラブル」と「渾身」だ。

前者は、登場人物の多くが悲惨で過酷な運命を与えられる。理不尽な仕打ちを受け、それでも人間としての尊厳を失わず、それは最終的には本人たちの幸せには繋がらないものの、その周りにいる、愛を受けた人たちの幸せに繋がっていく物語だ。後者は、考えようによってはどうしようもない若者なんだけど(まだ観ていない人たちに観て欲しいのでネタはばらさない)、周りの人たちに支えられて家族が再生していく話しである。

どちらにも共通しているのは、人の幸せは多くの人の犠牲や献身、そして大きな愛情の上に成り立っていることである。自分が成功、もしくは幸福を感じているとすれば、それは自分の努力の「当然の結果、対価」ではない。親は勿論、周りの人、もしかしたら理不尽な運命があったかも知れないけれど平和を確保してくれた先人たちのお陰の上に成り立っている、「偶然」みたいなものだと思う。

もう一つは、選ばれた者の責任である。どんな組織でも「長」と名のつく人はいるし、また皆に選ばれ、推薦されて何か名誉と責任のある地位に就いている人も多くいるだろう。僕も経営者で、当社や他の組織の長と呼ばれる仕事をしている。

その人たちの責任とは、自分の仕事をこなしてそれに見合った報酬を得ることではない。本当の責任は、選んでくれた人たちの「誇り」となることだろう。そして選んでくれた人たちの人生を自らの誇りを持てるための助け、貢献をすることこそが選ばれた人の責任だと思う。後者の映画で(どうしようもない)主人公が必死になって戦う。その必死さも然ることながら、周りの人々が一体となって、郷里の誇りを応援する姿に心を打たれた。皆が相撲を取れる訳ではない。ましてや郷里の代表として相撲を取れるのは一握りの人である。その人の責任は只一つ、「恥ずかしくない相撲を取り、自分を選んでくれた人たちの誇りになること」、これに尽きると思う。

たまに映画を観るといいものである。学生時代は年間100本のノルマで観ていたけれど、今では時間がなくてせいぜい10本くらいか。これからはまた別世界の物語に何かを学べることを期待して、映画館に通いたいと思います。





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Last updated  Jan 27, 2013 10:14:38 PM
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