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サッカーの日本代表が発表されたが、外れたフォワードの大久保が文句を言っていたらしい。確かに大久保はJリーグでは結果を残している。得点王の常連だし、このところ熟練味も増して活躍しているのは確かだ。 しかし世界の強豪を相手に戦う代表選は全く事情が異なる。海外組偏重という批判は、世界のサッカーと日本のそれとのレベル差を無視した議論だ。球際が弱いとされる日本では通用しても、体格的にも強力な相手には全く通用しないということがあり得る。ある程度フリーの状態では針の穴を通す素晴らしいパスが出来ても、身体を寄せられながら高速でドリブルしている時に同じことができるとは限らない(普通は出来ない)。国内で活躍している選手が海外チームから破格の条件で勧誘されないのは、それなりの(日本でしか通用しないという)理由があるのだと思う。 世界の強豪を相手に戦うのだから、日頃からそれらの選手に揉まれて鍛えられている選手を選ぶのは当然だと思う。逆に言うと、日頃からどのレベルで試合をしているか、レベルの高い本番と同じような現場をどれだけ踏んでいるかが大事だということだ。 練習一つとっても、練習だからといって緊迫した試合ではありえない様な練習場面を設定しても役に立たない。練習だからこそ、本番よりも過酷な条件で取り組むことが大事で、だから鍛えられる=練習、なのだと思う。 これは仕事も同じ。仕事は常に本番なのだけど、本番で通用しない活動をしていても意味はない。売る商品を開発するのにとても売れそうにない商品の実験をしたり、とても顧客に受け入れられない、広まらない様なサービスを考えていたり、結果が出なさそうな「筋の悪い」ことをしていてはダメだと思う。 当社は常に本番、ここ一番の試合を想定して仕事をしていきたいと思う。二軍で活躍していても意味がない、世界を相手に通用するプロでありたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 4, 2015 10:06:36 AM
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