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そもそも何でこの「千川キックボクシング・クラブ」なるものができたのか、原因は私の「親友」新田明臣くんにあるのであります。(かつて私と新田くんは池袋のスナック「トムキャット」のナオちゃんという女の子を取り合った仲なのであります。ナオちゃんは結局、我々二人に背負い投げを喰らわせてアメリカへ行ってしまいました)
新田の大将と初めて会ったのは、かれこれ5、6年前の事になります。同じ警備会社で働いていた私と新田くんは、はじめて同じ現場になりました。それは損したヤクザまがいの客に脅迫されている某証券会社に客を装って店に待機している、というものでありました。我々がいるおかげかどうか知りませんが、それ以来ヤクザはぷっつりと来なくなりました。ところが、どう見ても証券会社の客には見えない怪しい二人が一日中いるのが、逆に客の間で問題になってしまったという・・・。営業時間が終わると用心の為、別室で待機になります。「ちょっと本屋に行ってきます」といって大将が買ってきたのは英語の辞書でありました。そして、アサヒ芸能を読む私を尻目にフムフムと辞書をめくりはじめたのです。なんだかずいぶん差をつけられた格好ですが、朝はじめて会った時から普通の人とは違う気配を感じ取っていた私は、「これはあなどれないぞ」と思ったのでした。(この時は新田くんの奥さんが外人なのを私は知りませんでした) つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/01 08:37:24 PM
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