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経営に関する本を読んでいると よく比較されるのがオーケストラの指揮者。 多くの個性を集めてひとつの方向に向かわせる経営者と いろいろな楽器の演奏者を集めて ひとつの音楽にまとめ上げる指揮者 ・・・ 確かに近いものがありそうですね。 NHKプロフェッショナルで その指揮者を取り上げました。 ヨーロッパで活躍する指揮者 大野和士。 26歳でベルリンに渡り 音楽の本場で実力を磨いてきました。 今では世界中の劇場から出演依頼が殺到する人記指揮者です。 人気ブログランキングに参加中です。 人気ブログランキングへ 新しい作品に取り組むとき 大野さんは徹底的に作品と向き合います。 作品と対話して その曲のイメージを固めるのです。 その曲ができた背景 歴史 作者の生活といったことを調べ上げ より正確に 作者の意図をその曲のイメージに反映して行きます。 けいこの場で 大野さんはメンバーにこの解釈を伝えます。 どんな演奏にしたいのかそのイメージを示し 全員が同じイメージを持つように して行きます。 ドイツならドイツ語で フランスならフランス語で具体的な言葉で伝えるのです。 言葉のハンディは全く感じさせません。 逆にそうでなければ 日本人を簡単に受け入れてくれる社会ではないようです こうして、目指すべき高みを明確にします。 会社でいえば ビジョンを示す ということでしょうか。 とにかく“登るべき山”を示す。 「皆さん 目指すのはあそこですよ。 あそこまで行きましょう」 「ハイご苦労様でした。 練習終わり。」 このくらいにできればそれがベストの練習だと言います。 演奏者はそれぞれがプロ。 イメージを伝えたら そのイメージのためにどんな音にするかは各自に任せます。 そうしたときが1番良い音が得られる・・・ だから、 指揮者の極意は「なきかのごとくある」なのだと・・ ないに等しいぐらいに振る舞うのが 最も良いを出すコツなのだと言います。 こうやって皆に任せていても 責任は指揮者にあります。 公演が失敗すれば もう次はないかもしれない。 絶えず この強烈な危機感と向き合っているのです。 あるオペラの公演でのこと もうすぐ本番 という時になって オーケストラがストライキに入ります。 この公演のために ピアニスト 歌手 合唱団が準備をしてきました。 リスクを考えれば 公演を中止することもできた大野さんですが 皆の準備に答えます。 3日間、ピアニストと協力して 曲をすべてピアノ用に編曲したのです。 3台のピアノ持ち込んでの本番。 徹夜でボロボロだったピアニストを すべての責任を負った大野さんの心意気が 燃えさせたのでしょうか このピンチでの公演は 大成功。 大野さんの考えるプロフェッショナルとは・・・ どんな状況になろうと自分のベストを尽くすべく その試みを最後まであきらめずにすること この言葉に恥じない大野さんです。 クリックして モチベーションアップにご協力を!人気ブログランキングへ 画像クリックで毎ナビ掲載ページに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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