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お掃除も終わって、目の前にはシナモンをたっぷりかけたバナナと、さらにたっぷりかけた蜂蜜林檎と、紅茶。
お茶をしながら読書の、乙女らしい時間です。 私はこの連休の全ては読書に費やそうと思っていました。 最初からそう考えていたわ。 2日前に図書室から大量に本を借りてきていたんだもの。 今、オルコットの若草物語を読んでいるのだけれど、まさかお話の中にマクベスが出てくるとは思わなかったわ。 こういうことって、小説でもしばしばあるから、世界の名作はきちんとおさえておかなきゃならないのよね。 そうじゃなきゃ何のことか分からないもの。 なんて、まだオセローを読んでいない私が言えることじゃないわね。 マクベスはほんの少し前に読んだばかりだから焦ってしまう。 今手元にあるからオセローも早めに読んでしまいましょう。 なかなか他の生徒が借りていないところを思うと、"若草物語"や"あしながおじさん"のようなものは、アニメーションにされたり短い絵本にされてしまうから対象年齢が低いと思われがちだと思うの。 けれど原作をそのまま訳されたものを読むと、調度私ぐらいの高校生にぴったりだと感じるわ。 小学生にマクベスは明らかに読めないもの。 私は最近の現代文学は終わっていると思うの。 正直なところ。 死か、肉体関係の激しさしか残らないお話ばかりで、正直価値が見い出せなくなってしまいました。 幸福な時間の過ごし方を教えて下さるのはどの年齢からも愛される世界の名作なのです。 そして絵本や童話もお忘れなく。 ドイツ浪漫派の詩人たちは童話の世界が自分たちの思想や感情を表すのに最もふさわしい世界だと考えていたのよ。 それも対象は子供ではなく。 正直驚いたわ。 ロリータの世界は、昔の詩人が愛した正統派の居場所だったのです。 いつだって繊細なロマンチストは空想の世界の住人です。 このことを世間の目を気にしてしまうデリケートなロリータちゃんの全てに教えてさしあげたいわ。 なんだか私、このことを知って、祝福したい気分。 全てのロリータちゃんとティーカップを上品に少しだけ持ち上げて、乾杯をしたいものです。 闇光姫 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 24, 2010 02:44:37 PM
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