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ゴスロリ戯曲

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January 31, 2010
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あの夜の月に
まるで全てを見せられました。

一番に近くまで来たとしても
あんなにもまだ遠い月は

もうこれ以上近づけないと
そう残して沈みました。


それはまるで私と貴方のように思えて


哀しく、
そして嬉しくもあったのです。


貴方に触れることなど許されぬ私ですが

貴方のもたらす静かな光を感じ

姿を変えゆく月日に同じ時を刻み

そして貴方という人がいることを
知ることができたのですから。


私が哀しみに濡れる日は
貴方がこの世を去る時でしょう


そしてこの日々、この運命に。


目の奥に青色を浮かべた女がいたときには

構わず立ち去って下さい。

運命をかきみだすようなことなど、望みはしないのですから。

その女は
青いままでいいのです

私になど
目を伏せていいでしょう。


貴方が好きな色が
青なのですから。









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Last updated  January 31, 2010 08:28:43 PM



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