幼稚園からのお手紙を見ようとすると
兄怪獣が「先生から特別なお手紙があるよー！」と言った
見るといつものことだけどかっわいらしいメモ帳に
これまたかっわいらしい字で書かれた担任からのお手紙がありました
中身を読もうとすると兄怪獣が先に解説を始めた
彼は解説小僧なのだ
兄怪獣「あのね、R子ちゃんがね俺の事ねパンチしたの」
母「へ？パンチ？」
兄怪獣「なーんにもしてないのに、パンチしたんだよぉ」
母「女の子がパンチしたの？」
兄怪獣「そうなの、なーにもしてないのにだよ」
（何もしてないのにパンチをくらうってどういうこっちゃ
あーやーしーいーーーー）
母「じゃぁ、どういう時にパンチされたの？」
兄怪獣「うーんとね、顔を見てたらパンチされたの」
母「そのお友達の顔を見てたらパンチされたの？」
兄怪獣「そう」
なんとなくそれだけでぴんと来た
兄怪獣、結構しつこい性格
きっとものすごい至近距離で相手が嫌がるのもお構いなしに
じーっと顔を見ていたんじゃないかしら
私は「ふーん」とだけ答えてとりあえず先生からのプリティレターを読んでみる事にした

『お弁当の時にお友達が突然目の辺りをなぐってしまいました。
その時は冷やして様子を見ましたが、
外傷はないようで、その後も元気でした。
念のためご家庭で様子を見てあげてください』
というものだった。

母「目の近くをパンチされたの？」
兄怪獣「目！目の近くじゃなくて目だってばぁ」
母「痛い？」
兄怪獣「もう痛くない」
なら良かった。

兄怪獣の話を総合すると
そのＲ子ちゃん、ちょっと遅刻してしまったそうで、
お弁当を温める時間が短かったらしく
みんながお弁当を開き始めた時まだお弁当を持って来ていなかったのだそうです
それで兄怪獣が「なんでお弁当出さないの？」と聞き
顔をじーっと見たというのです
きっと彼女にしてみればあんまりいわれたくない事を指摘され
いろいろと事情を説明するのも面倒くさく、
その質問を一気に断ち切りたくて
パンチとなったんじゃないのかな？というのが母の想像です
兄怪獣の話だと先生がものすごく怒ってくれて
みんなが食べ終わるまでお弁当を食べさせてもらえなかったというのです
まぁ、この対処が良いかどうかはまた別の問題だけれど
その場で叱ってもらえたというのは兄怪獣にしても後を引かずに済んだかも、と思います。

まあ、うちのように怪獣２匹がドタンバタン、家の中でも外でもやりあっているような家では
女の子からのパンチぐらいじゃ騒がないけれど、
これが逆だったらどうなったかな？とちょっと思ってしまいました
もし、兄怪獣が女の子の目にパンチしていたら
お叱りの電話が来たかしら？
他のお友達ママに連絡網でまわってしまったかしら？
これって一種の性差別なのかも。
まあ、生まれ持って力（体力の事ね）が強く生まれたサガだから男の子の場合しょうがないのかな。