終了式に「おもいで帳」というものを持って帰ってきます
一年間に園で書いた絵やクラスに貼ってあったお誕生日カード、お当番カード、それと先生のコメントと写真が貼ってあって、
かわいい表紙をつけたものです。
そのおもいで帳の最後のページには「まとめ」と題した先生からのコメントがA5サイズの紙に書いてあります。
これが結構先生の個性が出て、みんなで見比べると楽しい
兄怪獣の先生はのんびり、おっとりしたタイプだった
年少の先生はいわゆるベテラン、名物の熱血先生だったので
比べてはいけないけれど、正直ちょっと不安だったりもした
でも、練習ものの多い園においてあののんびり、おっとりの雰囲気は子供にとって安らぎであったらしく、
プレッシャーのかかる行事でもみんな伸び伸びと楽しんでいたように見えたのでした
その先生が書いたコメントの中に印象的だったのは
兄怪獣の絵に関するもの
「絵画では自分の感じた事を伸び伸びと表現し、
男の子らしいダイナミックな作品に仕上がっています」というもの
これを見てうーんものは言いようよね!と思ってしまった
彼の描く絵は、はっきり言ってぐちゃぐちゃ
力任せにものすごーい筆圧でもって書きなぐる
私は絵に関しては「大きく書くんだよ!ちっちゃくまとまるな!」としか言わないので、ますますものすごーいことになってしまう
でも先生のこのあたたかいコメントには脱帽
そう言ってもらえると本当に嬉しい!!!
一方、あるお友達のクラスのコメントはみんな辛口でした
読んでいて「えー!そんなこと書いちゃうの!?」と正直びっくりのコメントもあった
例えば兄怪獣がサッカーのお友達10人ぐらいで集まる時、
いつも一人遊びをしている男の子がいる
その子はたいてい本を読んでいる
すごい集中力だなぁと感心するほど
その子がもらった先生のコメントに
「集団での生活が苦手ですぐに自分の世界に逃げてしまう」
というくだりがあった
幼稚園なんて義務教育でもないし、
誉めて誉めて、子供に喜びをいっぱい与えてあげて欲しいなぁ、と思っている
だからこんな辛口のコメントを見るとちょっと悲しくなる
とにかくこの先生のコメントは厳しかった
そしてこの先生はあからさまにえこひいきすることで有名で
年少の時のお気に入りの男の子と女の子を
年中の時まで自分のクラスに呼び寄せ(そんなことが可能なのかは分からないが、実際彼女のクラスだった)、
楽器の指導でもそのお気に入りの2人を自分の受け持ちの楽器にしてしまった
そのお気に入りの子供たちが年少の時にキリストの降誕劇で
ヨゼフとマリア(要するに主人公ね)を演じたので
年少の時の他のお母さんたちはその2人をヨゼフとマリアと今でも呼んでいる
すごいでしょ
ちょっと話が横にそれたけれど
長所と短所って紙一重
だったら良いほうに捉えて伸ばしてあげたいし
先生にもそうしてもらいたいな