セルフィアの独り言雑記。

ふう、片付けたな。

・・・ん？？
そういえば、この浮いた物体はなんだ・・・？





・・・・・・。





ちっ、喋らないか・・・
仕方ねえ、調べてみるか・・・





今まで見たことのない模様だけど、
ここは少なくとも私達が知ってる世界とは違う気がするよ～





ううむ、どうやらそうみたいだな・・・

とりあえず、
周りはざっと見てもなにもなさそうだし、
触って調べてみるか・・・















・・・！！！

（・・・突然闇に覆われたと思ったら・・・
ここはどこだ・・・？

声とかろうじて姿が見えるが・・・。

若い女性の声と・・・
老いた男の声だな・・・

・・・言い争ってるのか・・・？）







（これは・・・
吟遊詩人エンの話と似ているな・・・）









（・・・

もしそうであれば、
これは実際に起きたことの記憶なのか・・・？）

・・・ハッ！！





・・・大丈夫？





セルフィアが一瞬で消えてびっくりしたよ～～！！
それにこの子も一緒だし！！




悪い悪い。

(それにしても、)
・・・今のはなんだ？？




・・・今のは、記憶。
好奇心の記憶。




・・・記憶？？
・・・なるほど、あの物体に触ると
記憶が流れてくるのか・・・




過去にあったことが、
想念としてここに残ってる・・・


・・・ねえ、好奇心が出た時ってある・・・？




・・・？？

んー・・・、そうだな、








ケイティンが俺に初めてお菓子作りを
教えてくれたときだな・・・

お菓子が色んな種類があるって
聞いた時に、
少し興奮したのを覚えてるぞ。




・・・そっか。
ねえ、貴方の名前を教えて・・・？




・・・？？
俺はセルフィアだ。




わわわ私はベリナ！！！！





・・・セルフィア、ベリナ・・・
覚えておくね。





・・・吟遊詩人エンって
そういえば知ってたりする・・・？？





吟遊詩人・・・？？





・・・それは分からねえか・・・





・・・でも、もう一度いけば、
何か分かるかもしれない。
セルフィア、ベリナ。
力を貸してくれない？




・・・分かった。




ええー！！
また行くの！？




・・・仕事だからな。




うう～・・・仕方ないな～




というわけで、連れてってくれ。




分かった。