24/7 -twenty four/seven-

昨日の日記にも書いてるように、
過食衝動は常にあった。
元彼との電話の第一声は、
「食べたい」。
いつもそう。
昨日はその想いが切実すぎて電話で泣いた。
いつもそうだ。
クランキーのチョコが食べたい。
ひとつかみを口に押し込めたい。
吐くまで食べたい。
もういやだよ。
なんで食べれないの。
なんでこんな気持ち。
どうにしかしてよ。
たすけて。


結局は、そのまま起き上がることもなく、
(↑ベッドの中で電話してた)
食べ物を漁りに台所に降りて行くこともなく、
当然チョコを夜中のコンビニに買いに行くこともなく、
なんとか元彼の優しい声でなだめられながら、
こどもみたいに眠りについた。
わかってる。
この一日一日が大きな一歩。
小さな積み重ね。
だけどもう限界。


朝は7時に目が覚める。
だってお腹空いてる。
だって食べたいんだもの。
ほんとは昼過ぎまで寝てたい。
でも、朝＝やっと食べれる、の思考回路が最近組み込まれている。
けど、やっぱり、
本当に食べたいものは食べれなくて、
いつもの野菜スープ(今日はミルクコンソメ)と、
ほうれん草とハムのサラダ、
ピンクグレープフルーツ、
ホットコーヒーなどを口にする。


なんとなくお風呂に入って、
なんとなく化粧を始める。
覗き込んだコンパクトの鏡には少し痩せた自分が映る。
けどまだ頬がふっくらしてる。
動揺しないように、
手をせっせと動かす。
ファンデ塗って、
チーク塗る頃には少し気持ちが落ち着く。
眉毛描いて、
マスカラたっぷり塗って、
だいすきなアイカラーまぶたにのせたら、
時間が３，４日さかのぼったって感じやった。
まだテストがあって、学校に行ってた頃。
朝ちゃんと起きて、化粧を終えた自分に。
これからまた忙しい一日を送るだろう自分に。
ここ２、３日、ひとりで部屋で膝を抱えてる自分はどこいったんだ？
って感じ。
どっちが本当のあたしなんだろうか？
そしてあたし自身はどっちを望んでいるんだろうか？
答えはない。


買ったばかりでつけてなかったアクセサリーと、
これまた買ったばかりのカットソーに腕を通す。
スカートもこないだ買ったやつだ、そういえば。
･･･痩せたな。
胸もなくなったけど。(;^_^A
ずっとこういうふうに、
じっくり自分のからだ見つめてなかったから、
ちょっとうすっぺらくなったからだに、
正直気持ちがついていかない。
美容院で髪の毛をばっさり切って染めた後みたい。
ただ鏡の中の自分が見慣れないだけだよ。


痩せると痩せるで動揺するんだ。
うれしいと思う反面、
これがほんとうにあたしが求めてたことなの？って。
わがままだよね。
ないものねだりだ。
どうしたいんだ。


そんなことを考えてるうちに、
ごく自然に過食衝動。
いつもあるから、
急にきたってことでもないけど。
そろそろ限界だったな。
甘いもの、いつから口にしてなかったっけ？


で、ぼんやりと、
そういえばあたし昔チューイングしてたな。。。って思った。
いつからかそれもやめてしまったけど。
口に入れて、咀嚼して、袋に出して、
牛乳かお茶で口をゆすいで、それも他の容器に出す。
そしてまた食べ物を口に入れるという、
ウシのようなのろさを考えれば、
襲ってくる過食衝動はペースが乱れる。
どんどんとどまることなく、
口に入れていくほうがやっぱり快感は上だもの。
いつからかチューイング癖はただの過食癖にしかならなくなった。
けど、ここまできたら、
それぐらい自分に許してやってもいいか、って、
結局衝動に従った。


チャリで、コンビニ行く。
どうせ出すものだから、
お金あんまり使いたくない。
量もいらない。
食べ物は限りなく並んでるけど、
チューイングできるものは限られてる。
できるだけ異なる種類のパンを４つ選んだ。


コンビニの袋さげて、
自分の部屋に戻ってくると、
元彼から電話。
「今からチューイングするねん」と言うと、
「そっか。
　どうせやるならたのしんでやりな。」
と言われた。
もちろんそうするつもり。
自分を解放してあげるためにするんだもの。


・ふっくらしっとり厚焼きソフト
・うす焼きごまアンパン
・揚げカレーパン
・ホイップクリームロール(チョコ)
・普通牛乳　500mlくらい


自分の部屋の床に座り込んで、
ストーブつけて、
テレビ見ながら、
ゆっくり自分のペースでやった。
ひさびさの揚げパン。
ひさびさのチョコ。
ひさびさのあんこ。
ひさびさのホイップクリーム。
脳内麻薬。






あたしはとんでもなく愚かで汚いけど、
それでも、
あたししかあたしを救えない。
罪悪感感じるくらいならやらないで。
やっと楽になれた。
必要だったんだ。