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ネコ駅長とマラソンの旅

ネコ駅長とマラソンの旅

第10回倉敷国際トライアスロン

第10回倉敷国際トライアスロン完走記



「The Final」とタイトルの付いた今大会、その通りコレが最後の開催となります。
ちょうど一年前、カミサンの実家であるこの地で第9回観戦をきっかけに、
今回最後の開催という事で出場を決めました。


8月23日土曜日(前日)

金曜の晩から児島入り。実家が近所の威力発揮?です。
会場の競艇場まで約3キロ。朝のうちに軽くジョグって来ました。
ランコースには距離表示、エイドのテント等用意されてます。
まだ誰もいませんが、「
明日はここを走るのかぁ、選手、ボランティア、応援の人でいっぱいになるんだなぁ。」
などと期待と不安、ドキドキ感、軽くテンションアップ。
競艇場にはすでにスタッフが準備を始めていました。
挨拶しながらトランジットエリア、ゴール前へと進入、水の様子も確認。
手前にオイルが浮いてることもあって「きれいじゃないなぁ、舞洲よりはマシかなぁ」という印象。
もう1人水を見てる方と挨拶。広島から来たこの方、児島は何回か出たことがあるそうで、
最後の児島、審判員として参加とのこと。
「バイクのトランジットエリアで応援するから!」と、私のゼッケンと名前を控えてくれました。
こういうのもいい出会いです。

昼ごはんの時間もあるのでボチボチ戻りました。
ランコースの「風の道」は旧下津井電鉄の廃線後。
途中で地元の人が花をたくさん咲かせているところがあります。

「明日はこれを楽しむ余裕はあるかなぁ…」

昼ごはんを食べた後、14時ごろにまた競艇場へ。今度はカミサンも一緒に。
もうすでに人がいっぱいです。駐車場では選手がバイクのセッティングしています。
会場にはショップのテントも出てます。
受付、車検、バイクコース下見、競技説明、カーボパーティーと、
トライアスロンは前日からいろいろ大忙し。
まずはバイクセッティングして受付と車検へ。
バイクに貼るナンバーシールは由加神社の名前が入ってます。お払いしてあるんだろうな。
登録テントまで少し遠いのでカミサンは折りたたみ自転車で。

もちろん車検は受けない…

ゼッケンなど受け取ってちゃんとあるか確認。
児島は国内で一番のジーンズの町、なんと荷物入れの袋も立派なジーンズ製だ。
ナンバーシールといいジーンズ製袋といい粋な計らいみたいで最高です。

倉敷前日.jpg

今度はバイクコース試走。
旧スカイラインの高低差200mコースをバスに乗って見学。途中危険地点で解説が入ります。
同伴者OKだったのでカミサンも一緒に(笑)あそこでバイトしたとか、そんな話してました。
終わっていったん帰り、開会式、競技説明、カーボパーティーとつづきます。
カーボパーティーは一人だったのでさみしかった(笑)
さっさと帰ってきました。

帰って晩御飯、ストレッチして寝ました。いよいよ明日だ…

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8月24日

いよいよレースです。
お義母さんに早起きしてもらって朝ごはんもしっかり食べ出発。
駐車場につきまずバイクセッティング、いったんラックにおいて受付を済ませ、軽くアップ。
直前に心拍を上げとくといい、というスイムコーチのアドバイスで流し2本入れときました。
着替えてまたラックに行き準備、忘れ物ないか、置き方間違いないか確認していよいよ入水チェックに。
緊張しながら行くと入口で「履き物脱いでくださ~い」??ビーチサンダル履いてきてしまいました。
急いでラックまで置きに戻り今度こそ入水チェックへ。無事に済んでウォームアップ。
だらだらと150mほど泳いだかなぁ、水もほとんど怖くない、調子も悪くないです。ただ水が塩からい。
適当に上がってスタートを待ちます。スタートまで緊張の時間帯です。
自分は第4ウェ-ブ、そのあいだにミクシィの方が声掛けてくれました。
いろいろ話をしておかげで緊張もほぐれました。
第3ウェーブがスタートしていよいよ入水、3分前です。トライアスロン特有の、スタート前には雄たけびがあります。
「完走するぞ」「おぉ~~」ってな感じで。何言うてるかわかりませんでしたが「おぉ~」だけは声張り上げ、
いよいよスタートを迎えます。無事に完走できますように、この数カ月の成果が出ますように…


~スイム~

「プワ~~ン」

とホーンが鳴りいよいよスタートです。
ほんとは内側後ろあたりがよかったんですが
やや内側の真ん中ぐらいの位置取りになってしまいほかの選手の様子を見ながらのスタート。
「あ、水きれいなぁ」という最初の印象。伸ばした手がきれいに見える。
クロールで泳ぎだし、ただ人が詰まったところで平泳ぎ。
前が開いてまたクロール。ちょっと苦しいかな、という感じだけどここで平泳ぎにするわけにはいかない。
平泳ぎ半分の40分ではスイミングのコーチたちに申し訳ない、
せめて「がんばりましたよ」と言って喜んでもらえるだけの結果は出さないと。
しばらくして苦しさもおさまり、ストロークがどうだ、フォームがどうだ、と気になるようになりました。
こうなるとシメタもんです。泳ぎやゴールまでの不安が気にならなくて集中できます。
結構周りに選手も多くて序盤から何人か抜くことも!「やるやん、今日はいけるかも」とテンションアップ。
なんとか最初のターン通過、まだ前にも後ろにも選手がいます。50mほどで第2ターン、そのあたりだったか、
第3ウェーブの白いキャップの選手にも追いつきました。「おおぉ、レースしてるでぇ(笑)」
次の第3ターンまでは同じような速度の選手とバトルしたり追いかけたり。ターンに近づくと客席側で観客も多い。
万一カミサンが見てるかも知れん、と思い大きく腕をあげて振り回しピースでクロールしてみたり。
カミサンは後ろのウェーブと思ってたらしく当然気がつかなかったが…
第4ターンも順調に通過、第5ウェーブの女子選手に数名抜かれる。
さすがに速いなぁ…、それでも自分としてはかなりのタイムアップです。
残り1/4、少しだけペースアップ、この調子ならきっといいタイムで行ける!残り100mぐらい、さらにペースアップで
二人抜いてスイムアップ、あがって時計見るとなんと34分15秒!!

「おぉ~~っっ!35分切ってるよ~っ!!」とさらにテンションアップ、
嬉しそうにニタニタしながらトランジットまでの長いコースをジョグ。
途中カミサンの応援もあって最高のスイムアップでした。でもこのハイテンションがバイクで…


~バイク~

いい形でスイムアップ、バイクにつなげるぞ~、もう今日は行くしかないでぇ~っ!
トランジットエリアに入りほぼ奥にある自分のラックへ。ウェットを脱ぎ足をふき靴下…

「あぁっっ!」

靴下を両足分丸めたままでした。しかも裏返しや~~ん、さらに5本指やし~(泣)
トライアスロンではここで効率よく競技チェンジができるように、
装備や着替えも自分がしやすいようにセッテイングします。
ヘルメット、サングラス、バイクシューズ、ウェア…までできてるのに何で
ソックスまで気がつかんかったのか~~
「あせるな、あせるな…」と言い聞かせ、とにかく急いで5本指ひとつづつ裏返し~、しかも両足分…
無事表がえし完了、バイクスタートまで走り、飛び乗ります。
ここでもカミサンの応援があり、「行ってくるでぇ~~っ!」
と声掛けて颯爽とスタート、トランジットには結局5分近くかかってしまいました(笑)

倉敷バイクスタート.jpg

カミサンの応援でさらにテンションアップ、スイムの思わぬ躍進?とトランジットの挽回もあってガンガン行きます。

児島バイク「1.JPG

スタートで踏む!、上り坂でも踏む!!岬コースの登りでミクシィコミュの方発見!何でわかったかというと彼のナンバー「444」!
さらにテンションあがり「ミクシィの、ミクシィの!」と声掛けて先に行きました。
そして下りも踏む!!!下津井漁港の平地も踏みまくる(爆) スカイライン前の一番きついといわれる登りも踏み倒し(激)
自分より前のウェーブの若いレースナンバーをバンバン追い越しスカイライン入って最初の登りでもガンガンダンシング、
そこでついに、はち切れんばかりのハイテンションと限りなく続く負荷を一手に背負った足がクラッシュ!
何と右足太ももの裏がつってしまいました(笑)痛さこらえてあわててシューズ外し「いてててて~っ!」と
足を伸ばすもなかなかおさまらず、バイク倒してずっと伸ばしてました。今まで追い越した選手が次々とパスしていきます。

う~~ん、無念!

何人かは「ふぁいと!」とか「大丈夫ですか?」なんて声掛けてくれました。あ~ぁ、ありがとう!
ついにはマーシャルもやって来る始末、でも「つっただけなんで大丈夫です、少し休んでいきます~」と
何とかマーシャルもかわしてずっと伸ばしてました。5分くらい、かな、なんとか治まりそうなので恐る恐る漕いで再スタートです。
以降は無理をせず登りも他と同じくらいのスピードで、エイドでは必ず水を足にかけながら、下りはいけそうだったので少し踏みました。

倉敷バイク大

2周目も無理しない程度に、しかも1周目にASCと思われるカメラマンを発見したので、
2周目のそのポイントでカメラマンを探し意識する余裕も発揮、でももういなかったよ…
2周目終わるとあとは下りだけ、無事にバイクフィニッシュです。


~ラン~

1分ほどトランジット、エリア出るところでカミサンの両親の応援!さぁいくぞ!なんといってもここからは見せ場です(笑)
足の様子見ながらピッチ上げていきます。このランコースは個性的。すれ違うとぶつかるような路地裏のような狭い道、
両側に花いっぱいの鉄道廃線あとの砂道、駅のホームも残っており特急のつもりで通過(笑)、地下道ではひざ前カクカクで階段や下り坂とまれず。
これもトライアスロンならではの感覚かもねー。ランになると沿道の応援も近く感じます。ほんとに温かい。
2キロ表示を7分36秒!えっ!速いやん!!このペースなら38分台どころか37分台もイケるかも!?
がぜんテンションあがり3キロあたりまで30人ぐらい抜いたあたりまで数えましたがわからんようになりました。

児島ラン1.JPG

コースはさらに商店街のアーケードを抜け、折り返しを超えた所でひざ上あたりが時折ピクピク…
やばいなぁ、足つりそう…、少し気に掛けながらもどんどん追い越しいよいよ競艇場へ戻ってきました。
ここにも地下道があり結構ピクピク。上ったところでどんどんテンションあがりました。
今日はゴールにはカミサンが待ってます。せっかくなんで同伴ゴールしようと。トライアスロンのいいところですねー。
ゴールが近いとか、カミサンが待ってるとか、ずっと目標にしてきたレースだとか、ちょっといいところ見せようだとか、

この数カ月のすべてがそこにあるとか…

感動とはちょっと違う、むちゃくちゃなテンションの高さ、一気に沸騰したような、レッドカーペットに入ったところで爆発!
満面の笑み、多分すごいいい顔してたと思います、自分でも(笑)すぐにカミサンを探し20mぐらい前に発見!
さらに爆発で大きく手を振って、そこから一緒に走りました。すぐ前に選手がいたのでゴールテープの準備を待って、
両手を上げて一緒にゴールを切りました!あぁ最高!カミサンと軽くハイタッチ、カミサンの両親もゴールまで来てくれてました。

マラソンでは感じた事のなかった高揚感というか、なんというか…、不思議な感じでした。

あぁ、無事に終わって良かった。結果も悪くないしスイムがよかった。せっかく教えてくれたコーチの方々にも
報告できる結果がでたし、大会も素晴らしい。スタッフの方々やボランティアの方々、沿道の応援…
皆さんに感謝しなあきません。なんでこんないい大会が終わっちゃうのかなぁ、残念。
応援に来てくれたカミサンの両親、そしてなんといっても一緒にゴールテープを切ったカミサン、

ほんとにありがとう。無事に終わりました。

児島ゴール2.JPG

バイク撤去まで時間があり、応援したり速報を見たり。なんと173位でした。レース前はスイムが決まればもしかしたら100位以内も…なんてことも思ったんですが甘かった(笑)
でも可能性はあったなぁ。
閉会式も出ました。今回で最後という残念な気持ち皆さんから感じ取れました。また、復活させよう!と言う意気込みも。
実際に地元の方々は復活に動いているそうです。ほんとにまたここで競技できることを祈ります。

ほんとにいい大会だったんですよ。皆さん出ません??とくに走ってる方々(笑)

倉敷ゴール.jpg


NO.749 2時間47分06秒 総合173位/597人
年代別40位/165人
スイム 34分15秒    429位 スプリット
バイク 1時間33分00秒 249位 286位
ラン  39分31秒     17位 173位

なんとランパート17位!



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