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カテゴリ:雨漏りに取り組む
3月16日(月曜日)・・・・・・・・・・・・・ I市の雨漏り補修工事の最終チェックへ。 一通りしっかりと処置されていたので、 お客様にご連絡して、そのままお引き渡し。 とりあえず、しばらく様子を見て頂くことになった。 おそらく大丈夫だと思う。 このように 「とりあえず」とか「おそらく」って書くと、 いかにも「自信なさげ」な印象を受けるかもしれないが、 けっして自信がないワケではなく、 雨漏りに対して真摯に、そして本気で取り組めば取り組むほど、 そのような表現をせざるを得なくなるのだ。 理論的に言えば、 全ての雨漏りは確実に止めることができる。 予算や工期、その他一切の条件や制限がないのであれば、 どんなに古く、どんなに状態が悪い建物であっても、 100%雨漏りを止めることは出来るし、 それこそ10年、あるいは20年の保証工事をすることもできる。 が、現実には、 条件や制限がない案件、なんて夢物語であり、 逆に、実際の現場は条件や制限だらけ、と言っても過言ではない。 例えば、 予算ということで言えば、 数年後に取り壊すことがわかっている建物に、 何百万もの費用をかけることは現実的ではない。 また、制限ということで言えば、 立地条件が悪くて施工そのものが難しい建物もあるし、 外観のデザインを絶対に維持しなくてはならないという難しい条件もある。 そもそも、そのデザインこそ雨漏りの原因なのに。だ。(苦笑) とにかく、雨漏りって奥が深い。 私のまわりにいる本物の雨漏りのプロフェッショナル達は、 みんなそれがわかっている。 だから、誰一人として「雨漏りを絶対に止めます」などとは言わない。 それこそ絶対に言わない。(笑) 雨漏りを知れば知るほど、その難しさを実感するからだ。 雨漏りに精通した人ほど、雨漏りの難しさを経験しているからだ。 「雨漏りを100%止めます」 とか 「雨漏りを1発で止めます」 とか、 「どんな雨漏りでも私ならすぐに原因がわかります」 とか・・・・・・・・ もし、そんなコトを言う業者がいたら、 それは次の3つのパターンが考えられる。 1、経験が浅く、本当に難しいケースの雨漏りに直面したことがない。 2、単なる嘘つき、あるいは勘違い。(笑) 3、雨漏りのプロフェッショナルを超えた「神」の領域。(苦笑) 人は「神」にはなれない。 そして、この世に「絶対」はない。 だからこそ、日々研鑽し、努力し、上を目指し続けねばならないのだ。 プロだからこそ己の限界を自覚し、 常に精進し勉強し続けなくてはならないのだ。 本当の「名医」は医者の限界を知っているという・・・・・・・・ ちなみに、当社の雨漏り原因究明率は、 ここ数年94%程度で推移している。 その現実、その数字をふまえたうえで、 それを100%に近づけるべく努力を続けているワケだ。 かのソクラテスですら「無知の知」と言っているではないか。 我々のごときレベルでは、その言葉すらおこがましい。 まだまだ「無知の無知の知」でしかなかろう。 だからこそ、我々はこう言わねばならない。 雨漏りを「絶対に止めるとは言えませんが、絶対に最後までやり遂げます」 雨漏りを「絶対に止めるとは言えませんが、絶対に逃げません」 そして「お客様の立場にたってプロとしてベストを尽くします」 で、そういった意味において「他社には負けない自信があります」と・・・・・・・・ 雨漏り110番グループの皆さんにメッセージをこめて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月18日 08時23分12秒
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